古くからなじみ深いノウゼンカズラ(凌霄花)の花、花の時期が長く随分前から、家々の軒先に咲き続けています。
子供の頃私の田舎では、古民家か決まってお寺の境内の、大木に巻きついて、文字通り空を凌ぐ様にたくさんの
オレンジ色の花が咲き、何んとなく・・・この色からも「仏さん花なのかな~」等と思ったりしていました。
今では、散歩中あちこちの庭先に咲いていますが、この花も中国からの渡来花で、昔は、そうそう何処にでもあると
云う花ではなく、そんな事も有ってか、私は幼い頃からの習い性で、どうしても、お盆が近くなると思い当たる花でも
あります。
凌霄花 (広瀬淡窓~漢詩):ノウゼンカズラは蔓性の植物である。
凌霄花善媚:ノウゼンカズラ媚びるのにたくみである。 遇物自綢繆:ものに行き当たると、自然に絡みまとわりつく。 長松曾失策:長松曾失策:老松は以前に失策をしたために。 欲脱竟無由:離れ(逃れ)ようとしても、その方法が無い。
「ノウゼンカズラ」になぞらえた、風諭詩でありましょうか。?