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タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

 百年の風雪に耐えて建つ、日本最古の警察署

2014-12-11 | 風景

今年一月、「日本最古の警察署」の建造物である事が明らかになった、初

松江警察署の庁舎を、街並みスケッチとして描いて見ました。

この建物が建てられたのが、明治13年と言いますから、今から135年ほど

前の事になります。

時代年表で見ますと、国歌「君が代」が作曲され、初めて演奏された年であ

り、我が国に自由民権思想がもたらされ、動に高まりを見せ始めた頃、

そして板垣退助(自由党)や大隈重信(立憲改新党)が、前後して政党を設

立する等、我が国に議会制民主義が芽生え始めた頃のことになりそう

す。

その一方で東京・京橋では、封建時代の名残とも言うべき、゛最後の仇討゛

(父母の仇)が行われ、その実行者は自首するという事件があった様です。

そんな時代であり、近代警察制度の草創期の建築物と言えそうです。

木造二階建の古びたこの警察署、時代がちょうど封建の世から、新しい日

本に生まれ変わる過渡期、混乱の中で善くも悪しきも、さきざまな人生を背

負った人々の交差点となったことでしょう。

 

この初代松江警察署は、警察署として使用された後、幼稚園舎や工場とし

て活躍し、現在に至ている様ですが移築されてはいるものの、ほぼ建築

当時の原形を留めているというから、木造百年の風雪に耐えた、価値のあ

る建築物であり、是非とも保存して欲しいものです。

今日も良い一日であります様に

先日からミカ嬢(愛犬)の散歩中、ピタリと足を止める場所があり、よくよく見てみると、小川の向こう岸に、最近では滅多に見掛けない、白いお髭のヌートリアが一匹、薄日に毛づくろいをしておりました。・・・のでパチリ

 

若い頃良く聴いたエルビス・プレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」をどうぞ