タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

♪色付くサルトリイバラ(猿獲茨)の実♪

2014-12-08 | 植物

山裾の林道を歩いていると、雑木林に絡みついた「サルトリイバラ」の赤い実を、小鳥が啄んでいます。

名前の通りもう少し季節が進んで、すっかり赤い実が無くなった頃、不用意に林に入って行くと、棘を持ったイバラ

の蔓が張り巡らされていて、いつの間にか、身体を獲られて身動きできなくなってしまう事があります。

(由来・・・猿がイバラの中に、追い込まれ身動きできなくなる。)

しかし当地方では、これを「カタラ」と呼んで、昔から春先には、若葉を摘んで茹で「おひたし、あえもの、天ぷら」

して食べたり、西の地方(関西以西)では、田植の始まる5・6月頃、立派な葉を選んで摘み、カシワの葉と同じよう

にあんこ入り餅を包んで、「泥落とし(田植えが終わり)」と称して、食べる習慣があります。

小さい頃には、この葉に包んだ「カタラ団子(餅)」を食べるのが、田植時の子供達の楽しみの一つでもありました

 吉沢独陽

識らず知らずに 来は来てみたが

さるとりいばらの 赤い実が

ぽつりぽつりと あるばかり

遠い昔の おもいでに 

雑木林の細道の 空の深さよせつなさよ

 今日も良い一日であります様に

「長崎の鐘」を秋川雅史の歌でどうぞ