閼伽井嶽薬師常福寺。現世の苦悩を、聞いてくれる仏様。蓮の花を形どった台座に、坐している。蓮の花の茎は、泥をかき分け、くぐり抜け、光を求めて水面に出て、花を咲かす。こんなことから、日常の苦悩に、光を当てて、導いてくれる仏様。薬師は、お医者さん。右手に万病に、薬効がある薬のツボを持っている。病気で苦しむ時に、お世話になる。話しかけると、右手のたなごころー「手の心」ーを向けて、安心をさせてくれるという。右と左に、菩薩様を、従えている。さしずめ、看護婦さんのようにもみえる。現世の願いを叶えてくれたり、日常の苦悩を聞いてくれたり、病気の苦悩を和らげたりしてくれる薬師さま。小生、今、老いの道を、とぼとぼ歩んでいる。昨年の法話からです。
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