冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

南房総グルメ&寺社めぐり&散歩

2013-04-28 21:22:01 | 旅行
写真は例によってそのうちアップします。4travelにも書くので、そっちの方が写真は多くなるでしょう。
で、なぜ南房総だったのか。

東京生まれの東京育ち(+海外生活)だが、隣県の千葉は成田空港くらいしか使わない。
房総のアジやタイ、イセエビやサザエは有名だし、菜の花など花も有名。でも、主として子供のいる家族あるいは若いカップルのドライブでの旅行が対象となるようなところが多く、私のような独りもののおじさんには縁がなかった。鴨川シーワールドしかり、マザー牧場しかり。
しかし、せっかく東京駅の近くに住んでおり、京葉線ですぐにアクセスできる千葉を放っておくのもなんとなくもったいない。
そこで、ちょっとリサーチしたら楽しめそうなところが結構あったので、1泊2日で行ってきた。
例によって、写真と旅行記的なものは今回のエントリでは書かず、まずは旅して思った経済・社会的なことから。

1) あるべき山の姿を見た
千葉は日本で最も平坦な県らしく、一番高い山でも海抜400メートル程度らしい。
そんな感じなので今回は登山に気合を入れたわけではなく、320メートル程度の鋸山もロープウェイでスイスイと。
しかし、その頂上からの景色、そして昔の安房の国の地域における山の姿には考えさせられた。
新緑の季節。山の色がモザイクなのだ。もちろんグリーンだけど、一色ではない。薄めの黄緑、濃い緑、照るような緑などさまざま。
要するに、人間が植林して作った人工林ではなくて雑木林なのだと思う。
だからなのかどうか分からないが、とにかく豊かだった。空気は澄んでいるし空は感動するほど青い。もちろん天気に恵まれたのだが、それにしても景色がいい。
鳶がたくさん飛んでいて、ホントに「ピーーヒョロロ」と鳴いている。鶯の声も常に聞こえる。椋鳥や雀ももちろん鳴いている。ちょっと小川や水を張った田んぼがあると、蛙の声も聞こえる。
これ、下手に登山対象になるような高い山に入っていくより、もしかすると豊かな感じじゃないですかね。杉しか植わってない山と違って。

2) 果物を輸出しよう
1時間に1,2本しか内房線が来ないので、富浦の駅員さんと暫し会話する時間があった。
この方、JRは60歳で定年。でも子会社で65歳まで雇用されている。やってることはJR時代と同じ。要はコストカット。
おっしゃるには、とくかく子供いないし客は来ないし工場つぶれるしシャッター商店街そのものが風化しているし、もうどうしょうもない。
しかし、ハウス栽培の花卉、果物、野菜などは相当レベル高いらしい。
これは、農業さえ規制撤廃してしまえば大チャンスということ。
房総半島に巨大な農業法人が出現する日は遠くないかも。と言うか、早く規制撤廃して株式会社の自由な参入&農地の取引認めてほしいよ。

3) 神国だねえ
薬師如来を本尊にいただく1300年の古刹、日本寺。知ってますか。奈良の大仏と同じ、聖武天皇の詔で作られました。千葉にあります。何度も焼失しているのに、特徴的でかなり迫力あるお寺です。自然も美しい。
日本の産業すべての祖であり天照大神の側近であるだけでなく、古代の豪族忌部氏の氏神である天太玉命を主神にいただく、2670年の歴史を誇る安房神社。知ってますか。千葉にあります。
南房総の自然の中に残る神々。土地の方がボランティアで清掃していたりして、まだまだ生きてます。

もちろんグルメもレベル高し。行ってみたくなってきたでしょう。旅行記は後日。

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