冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

Jazz 現代の名盤 その8

2011-02-20 16:50:04 | 息抜き
本当は別のアルバムについて書こうと思っていたんですけどね。
先週末にJazzとClassicalのCDを買おうとCD屋さんに行ったのですが、心惹かれるJazzのCDが特に見つからなかったんですね。
まあ、店の陳列の仕方などによって気に入るものが見つからなかったりするので、気にするようなことではないのかもしれませんが。
一方で、ワールドミュージック(Jazzと同じ階にある)でラテンアメリカの音楽のコーナーに立ち寄ったのですが、そこで見つけたのがこれ。

クリスタル・エリード~傷ついたクリスタル。ペルーの首都、リマのおじいさん達による民衆音楽の熱唱、熱演。
説明にはペルー版のブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブとか書いてありますが、確かにそう言えなくもないかも。
ちょっとJazzから外れますが、似たようなものとして許してもらいましょう。

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブは10年少し前に映画が上映されたときにたまたま日本にいて、渋谷に見に行って、そこで感動してCDも買ってしまった覚えがあります。
キューバの老音楽家のすばらしいパフォーマンスで一世を風靡しました。
率直に言って、このペルー版にはそこまでの洗練は感じられませんでした。
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブに喩えるのはマーケティング的なものだと思います。
しかし、それでも素直に心から楽しんでいる音楽が、エスニックな香りと共にもたらされると、結構聴き応えがある。
特に、ラテンのギターと歌声はよいですね。哀愁に満ちた、とか言うとありふれた表現になってしまいますが、心に響くものがある。
ラテンアメリカの空気が好きです。自然もそうですが、社会の空気がよい。そして、そこに溶け込んでいる音楽を聴くと、現地のイメージがよみがえってきます。
昨年メキシコを旅行したときも現地の音楽には惹かれました。
そう言えば、私は98年にペルーも旅行しているのですが、たった5日くらいでマチュピチュとクスコとその周辺を回っただけなので、音楽についての記憶はないです。
この音楽を聴いて、そこから感じるものがあったら是非中南米に旅してもらいたいと思います。とても楽しいと思います。
そして、私は21世紀の南米には超楽観的です。(こちら)