冷たい風のような火

メモ書きですが、それにしても何で公開の場で書くんでしょうね。

Jazz 現代の名盤 その6

2011-02-06 19:58:53 | 息抜き
週末息抜きシリーズです。


現代を代表するトランペット奏者、ウィントン・マルサリスのMarciac Suite
ウィントン・マルサリスはアメリカジャズ界のスーパースターで、グラミー賞も受賞しているある種の重鎮です。
テクニックなどは申し分ないということになると思いますが、何分堅いイメージで、ジャズらしい即興感というか楽しさに欠ける感じなのが玉にキズかなあと思っていました。
「いい演奏」ってこういうもんだ、というのを無理やり勉強するためのCDと言うと言い過ぎかもしれませんが、もっと暴れる演奏をするCDの方が楽しいと思います。

が、私的にはこのアルバムはウィントンの中でもちょっと違ったイメージで、もう長いこと楽しく聞いています。
私がアメリカニ住んでいる時に買ったと思いますので、90年代後半からかれこれ10年以上も。
ウィントンはフランス南部の音楽祭に毎年参加していたらしく、その関係でこのアルバムをレコーディングした模様。
南仏の暖かいイメージが、ジャケットの向日葵だけでなく音楽からも感じられて、心地よいのです。

アマゾンで690円と安いし、なんでもない時に流していても邪魔にならないのでよいと思います。

2011-02-06 13:08:02 | グルメ

鮨って何?

海外に長く住んでいましたが、鮨の人気はアメリカのみならずヨーロッパ、そして近年では中国を含むアジアでも盛り上がってます。

東京生まれの東京育ちの私から見ると、江戸前の鮨を頭に浮かべたときに鮨とは何かと問いたくなります。

築地は市場であり、港ではありません。つまり、鮮度が最高のものは河岸には存在しないのです。

それでも下仕事をしっかりして、1手間2手間かけた江戸前の鮨は、たとえ一人当たり2万円払っても食べる価値のあるものでしょう。

単なる生ものではない。恐ろしく計算された、手間のかかった料理であることに間違いはありません。

 

久しぶりにうまい鮨をいただきました。

銀座のはずれ。行きにくいところですが、実は回りにイタリアンや天ぷら、ビストロの名店が並ぶグルメ激戦区。

そこに敢然と昨年オープンした鮨屋です。

ずっと行ってみたいと思いつつ、事情が許さず昨日初めて伺いました。付き合ってくれたお方に感謝。一人じゃ夜はなかなか行かないよね。

若いご主人、腕は確かです。素材もよろしい。媚びていないし、妥協していないし、無理していない。

http://www.sushi-ishijima.com/index.html

 

そして今日はエコポイントでいただいたステーキを食べてます。

南仏のワインと合わせました。恐ろしい肉と恐ろしいワインでした。これは独りさびしく、でも美味しくいただきました。

(ワインは、La Baronne, Bruno Duchene, Corbieres le Noir Assemblageとかググると見つかると思います。安いです。若いです。熟成させて飲むと、おそらく7,000円くらいの濃い赤ワインと同等以上の至福の時間をすごせるでしょう。)

ちょっと贅沢が過ぎる2日間。