ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

日本の子どもたちが描いた地域の絵 展示会@パヤタス

2010年04月16日 | 子どもの参加
ゆきも@まにら



アイキャンは、フィリピンと日本で子どもたちの笑顔を増やす活動を行っています。
子どもには、実際に逢って手をつながなくても、国境を越えたところに生きる子どもたちと笑顔を分かち合える幸せな力があります。





アイキャンは「子どもがつくる新しい地球のカタチ(地域行動編)-持続可能な社会構築のための「子どもの参加」-と題し、日比の子どもたちが自分の地域をテーマにお絵かきをし、展示会を通してそれぞれの国で相互理解を深める活動を行いました。

フィリピンでは、パヤタスごみ処分場の子どもたち、路上で暮らす子どもたち、先住民族の子どもたちや日本の中学校40校の子どもたちが参加しました。

日本の中学生の皆さんが描かれた絵はパヤタスにあるコミュニティケアセンターに展示され、たくさんの子どもたちそしてお母さんお父さんの笑顔を生みました。

「これは地球儀?お兄ちゃん小さい時こうやって遊んだの?」(回るジャングルジムの絵)
「ここにはだれが住んでるの?」(お寺の絵)

この日は、スタディツアーの参加者とサバイタヨの子どもたちが一緒に絵を鑑賞しました。
展示会、と言っても静寂な日本の展示会とは違い、子どもたちは絵を一つずつ指さしながら大騒ぎです。

サバイタヨの代表のレイアちゃん(高校生)は特別に気に入った絵のところに何度も足を運びながら、

「子どもが笑ってる絵が多くって嬉しくなっちゃった。日本の子どもも自分の地域でハッピーなんだって分かったわ。いじめで寂しい想いをしてる子もいるって聞いたことあって、びっくりしたの。フィリピンでもお腹が空いたり、親に働かされたり、寂しい子どもはいるし、理由は違うかもしれないけど、日本にもいるでしょ。でもそんな子どもがいるって分かったら、助け合えばいいだけでしょ?簡単なことよ。」と言っていました。

それを聞いていたもう一人のベイビーラブちゃんは、「寂しいって見てみない振りをしたら、ずっと寂しいままだからそんな子がいたらかわいそう。ここに来たら、わたしたちが友達になってあげられるけどね」。

私は約4年間フィリピンに住んでいますが、子どもたちを含め多くのフィリピン人の「寂しそうな人を絶対に放っておかない力」には毎回感動させられます。放っておいて欲しい場合には少々おせっかいだなと思うのも否めませんが、でもこの力だけはいつまでもフィリピンから廃れないで欲しいなと思います。

アイキャンは、これからも国籍や境遇に関わらず子どもたちが目の前にいる「寂しい子を放っておけない!笑顔にしたい!」という想いを形にする活動を行っていきます。



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