ICANまにらブログ~第二巻~

日本のNGOアイキャンまにら事務所の日記。

台風による被害 ICANの対応③

2009年10月05日 | 路上の子どもたち
さえ@まにら

 アイキャンのフェアトレード商品で作っているエコバッグは、ターポリンというビニール素材から作られています。ターポリンは、フィリピンや日本で横断幕として使われ、汚れに強く破れにくい素材です。

 *数か月前に山の手線電車内テレビでパナソニック株式会社様に取り上げていただいた時の映像
http://panasonic.jp/eco/train/
http://ch.panasonic.co.jp/index.html?contents=01715

 このターポリンを扱っている会社SPP株式会社(フィリピン法人)様より、ターポリンのご寄付を頂きました。台風で被災し、家がなくなってしまった家族は、現在、どこにも行くところがなく、中央分離帯のスペースに簡易の小屋を立てて、過ごしています。その小屋で屋根や壁として使えるようにと、ご寄付をいただきました。

SPP株式会社
http://www.ican.or.jp/csr.html













 今は、とりあえず雨風から身を守るスペースを確保することが大切ですが、これから「住宅」が一番の問題となってきます。マニラで被災された方の多くは川沿いに住んでおり、またそこに住む権利を持たない人々です。これらの人々が、再度川沿いに家を建てて住むことは再び危険が伴いますし、何より多くの被災者はトラウマのように今回の災害をとらえています。同時に、政府が現在もっている再定住地先は、もともと住んでいた場所から数時間かかり、そこには仕事がありません。またもちろん再定住に際して、毎月費用も必要になってきます。すべてを失った人が払うことは不可能です。大都市災害の難しい問題です。

 今回、被災した人々に対して、たくさんの方からお見舞いの言葉を頂き、とても心強く思っております。ICANは、たくさんの方に支えられ、その名の通り、ひとりひとりの「できること(ICAN)」を集めて、成り立っている団体だと改めて感じさせられます。皆様の気持ちを事業地をへときちんと届けていきます。

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物資、金銭のご寄付はこちらをご覧ください。
心より感謝いたします。
(認定NPOのため、5,000円以上の寄付は税制優遇の対象となります。)
http://www.ican.or.jp/disaster_in_manila09.html

路上の子どもが幸せに成長できるように、会員を募集中です。
http://www.ican.or.jp/street.html

子どもたちの教育環境を向上させる「書き損じはがき」も募集中です。
http://www.ican.or.jp/kakisonji.html

その他、アイキャンに関する情報はアイキャンのHPへ
http://www.ican.or.jp/