12月20日(土)
ずっと以前から依頼していた実家の庭木伐採が
やっと始まった。
姉の同級生にプロ級の腕前のH兄さんという方がおられ、
5月にもお願いした。
腕が良いのであちこち引っ張りだこで11月にばばの実家の仕事を始めようとしたら
お悔やみが出たり、ばばが旅行したり、H兄さんの全国同窓会があったり
天気が悪かったり、他の方の仕事が先になったりで、やっと・・・・・・・・・・・と言う感じだ。
H兄さんがあまりに忙しそうなので
途中ばばが何とか剪定してみようと試みたが
見事にトラ刈り状態になってしまった。
やはり、「餅は餅屋」「剪定は庭師さん」だね。
午前・午後のお茶、お昼ご飯、飲み物と準備したり
前の晩から段取りしたが、朝家を出たのは8時過ぎ。
実家に着いたのは9時前でH兄さんは、
既にマッコウとイヌマキの剪定を終わっていた。
前回、ばばと姉はH兄さんが切る木の枝を全部引っ張って同じ場所に積み上げたり
草を抜いたりだったが、今回は、前積んであった枝が枯れているので
「それを燃やしなさい」と言われた。
今時、庭でゴミを燃やすなんて考えてもいなかった。
ミカンの木の横と門と裏の畑に山のように積んであった木の枝が
やっと枯れて燃やせる状態になっている。
H兄さんがライターで火を付けてくれたが、木々の燃える炎が大きくて怖い。
それに顔に火が反射して熱い。
近くのクチナシの葉っぱは熱で茶色になって、
支柱として立ててあったビニルパイプも
火の当たる部分だけ茶色に変色してしまった。
枯れ木の量がハンパじゃないくらい多いので燃やして燃やしても減らない。
9時過ぎから5時までかかり前庭の部分はやっと燃やし終えた。
しかし、問題は裏の畑の枯れ木だ。
木の枝を積んである周りにミカンの木が3本あり、
又畑の縁には燃えやすいソテツの枯れ葉がいっぱいあり
お隣のお宅の畑にもポンカンが枝が折れるほど実っている。
ミカンの実に熱が当たると「焼きミカン」になってしまう。
又、ソテツの葉に火が燃え移ると一大事だ。
あっという間に、近くのキビ畑に飛び火してしまうだろう。
怖いけれど、ここは度胸を据えて燃やさなければならない。
ばばがあまり怖がるのでH兄さんが周囲の草を払い
枯れ枝もあちこち引っ張って場所を空けてくれ火を付けた。
ボオッっと一瞬にして火が点き炎が高く上がった。
周囲に積み上げた枯れ枝を少しずつ引っ張っては炎の中に投じる。
あまり高く炎が上がるとミカンの実に炎があたるので
細心の注意を払いながら燃やしたが
それでもミカンの葉っぱが茶色に変色してしまった。
この分ではミカンも「焼きミカン」になってしまうかも。。。。
「あまり高く積み上げて燃やさないように」と言う
H兄さんの教えを守り燃えさかる火の番をすること4時間以上。
それでも裏の畑に積んだ木の枝は3分の一しか燃やすことが出来なかった。
5時になったので、まず庭で枯れ枝を燃やした後に充分水をかけた。
続いてホースを裏の畑まで引っ張り消火。
20分以上水をかけ続けた。
一応の作業が終わり、畑の喜界ミカンをもいで食べてみた。
甘い!無人市場で買うミカンの数倍も甘い。
5月に木の上部を切ったので低い所に100個以上実がついて
色づいている。
娘や孫たちが島にいたらなあ。。。。。
一緒にミカン狩りできるのになあ。。。
消火がきちんと出来ているか確かめるためH兄さんにも確認してもらった。
OK、合格!
H兄さんもミカンをもいで食べた。
「温かい」と言う。そして、「焼きミカンになってる」と。
焼きミカンは体に良いそうな。
風邪を引いた時ミカンの皮が黒くなるまで焼いて食べたら良いんだって。
そう言えば、いつか聞いたような記憶もあるが実際食べたことはない。
今日はもう時間も遅いので。。。と言うことで又続きは明日することになった。
明日は枯れ枝を焼きつつ、H兄さんが切った木の枝を裏の畑に運んで
枯れた枝と一緒に青い枝も焼くそうだ。
それに今日焼いた前庭の枯れ枝の燃えかすとか灰を
裏の畑に運ばなくてはならない。
6時間以上枯れ枝を燃やし続けた今日以上に明日が忙しいかも知れない。
でも、頑張るぞ!!!!
父と母も頑張るばばと姉を天国から見て喜んでいるだろう。。。。
それに父が何十年も丹誠込めて造った庭だから出来るだけ手入れをし
きれいに保っていきたい。
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