ばばの日記

団塊世代 仲良し夫婦の暮らし
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ブンニャーシ

2014年08月09日 15時46分23秒 | 日常生活
8月9日(土)晴れ

一昨日、ばばのご近所さんや、中央通りの商店街などに

七夕飾りが飾られていた。

山から切って来た竹に、五色のテープを切って下げたり

色紙などで色々な飾りを作って下げる。

結婚以来、ばばは8月7日に七夕飾りを作ったことがない。

新婚の頃?義母が長~~い笹竹に

五色のテープを下げて飾っていたのを記憶はしているが

義母も、いつの間にか七夕飾りを作らなくなった。



七夕と言えば、織り姫と彦星が天の川を挟んで

1年に一回会える日・・・・・って言われているよね。

だけど、何故か7月7日は雨の日が多かったような気がする。

これは、織り姫と彦星の「うれし涙」なのか?

たった1日会って又別れる「別れの悲しみ涙」なのか?

島では「七夕流しの雨」と言う年配の方も・・・・

ばばのご近所づきあいしているお宅数軒でも、

毎年、七夕飾りを作って門に立て、

じじは「写真を撮ってくれない?」と頼まれることもあった。

七夕と言えばイコール織姫&彦星という概念しか無かったばばだが

昨日夕方、立ち寄ったお宅で

「この七夕を伝ってご先祖様が戻ってくるのよ」と言われて

エェェェェ~~~ッ!

じゃ、ばばの亡くなった両親や、去年亡くなったじじのお父さんは

七夕飾りを立てなかったから、我が家に戻って来られなかったって事?



ばばの実家集落では、このような習慣もなかったし

七夕飾りは、7月7日に、子ども達が学校で

飾りを作る物だと思っていた。

でも・・・時既に遅し。

今年も七夕飾りを立てないままに、

両親や義父を迎えることになってしまった。

迷わずに来てくれるよね、きっと。。。。

って、信じることにしたよ。



そういえばね、奄美大島でも地域によっては

新暦でお盆をする所もあれば、旧暦でする所もあるんだって。

今年は、なぜか旧暦の方が早いって言ってたけど

台風11・12号の影響で、お盆で帰省する人たちに

大きな影響が出ているんだって。



お盆と言えば・・・・・・・・

昨夕、あるスーパーに行ったら、「ハガ」と書かれた商品に目が釘付け。

その商品は、ばばが小さい頃からずっと身近で見ていた

お盆の時、先祖様にご馳走をあげる時に添える「お箸」。

ばばは、ずっとこのお箸を「ブン ニャーシ」と言っていた。

ブンは「お盆」、ニャーシは「お箸」で、お盆の時に使うお箸という意味。

ところが、昨夕見た「ブンニャーシ」に「ハガ」という商品名が書かれている。

この「ハガ」、島の方が畑か山の近くで切って来て、お箸の長さに切り

10本ほどを輪ゴムで束ねた物で、一束130円くらいだった。

更にビックリしたのは、茶色っぽい「ハガ」と白い「ハガ」があったこと。

ばばは興味津々で、店員さんに色々聞いてみた。

あの白いお箸は?と聞くと、あれも同じ「ハガ」だけど、

伊仙町では、白い「ハガ」を使う所があるのよって。

ハガって何ですか?と聞くと、「さぁ~~~」と困った顔をした後

「あの、お箸を作った植物のことじゃないのかな?」と。

ばばは、あのお箸は「ハギの花」の茎で作っているのではないかと思っていたが

自信は無かった。

今年も、2週間ほど前に、姉がばばの分も

「ブンニャーシ」を準備してあってもらって来た。

昨日のスーパーの方のお話を思い出しながら

姉から貰った箸の皮を包丁で削いでみた。

切ってから時間が経ち過ぎたせいか?

お店にあった様な白い色にはならなかったが写真に撮ってみた。

ブンニャーシ


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ここまで書いてきて、ふと、去年も、この「ブンニャーシ」のことを

書いたような気がして、ネットで調べたら

ばばの書いた「日記」が出て来て、ビックリ!

なぁ~~んだ~

去年ネットで調べた調べたこと、今年もコピーして貼り付けて置くね~。

ついさっきのことでさえ、忘れてしまうばばのこと。

去年の事なんか覚えていなくて当然か??な?

以下は、ネットに載っていた情報です。

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植物の名前は「メドハギ」。

他の説明では、

お盆との関連で使用されることがある。

沖縄本島地方ではお盆のお供えの膳に

メドハギの茎で作った箸を沿える風習がある。

これをソーローバシ、ソーローメーシといい、

漢字は精霊箸を当てる。

特に十三日にはウンケージューシー(炊き込みご飯)に

この箸を沿えてお供えとする。

また、メドハギの枝先を束ねた箒をお供えとする。

これは祖先の霊が長旅をしてきたので、

これで足を洗うのだとのことで、

水の入った容器と共に供える。



類似のことは他地域でも見られ

、奄美地方ではショウロウバシといって同様に用いる。

また、対馬では「お盆の箸」としてやはりメドハギを用いる。

メドハギの茎は断面が円に近く、

またほとんどの部分で真っすぐに伸びるため、

適当な長さに折るだけでお箸の体裁ができる。

木質化しているため結構丈夫でもある。

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※昨日のスーパーでの商品名「ハガ」と

ハギの花の「ハギ」・・・関連がある様な気がするけど・・・ばばだけ?