ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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大塚家具株主総会 提携先から役員受け入れ承認 勝久元会長取締役起用動議は否決

2019-03-31 20:36:26 | Weblog
提携先から役員受け入れ承認=動議は否決-大塚家具株主総会 2019年03月31日 時事通信掲載記事

 
 一応は日本のジャスダック市場に上場している会社が、日曜日に株主総会を開催すること自体異例中の異例ですが、その大塚家具の株主総会が31日に開催されて資本・業務提携先の企業から取締役を受け入れる人事及び定款変更を決定。
 一方で、株主の1人が実父の勝久元会長を取締役に起用する動議を提出しましたが、(こちらは予想されていたこととはいえ)動議は否決されてしまったようですね。
 尚、大塚家具は2月に第三者割当増資の実施を発表していて、米投資ファンド、イーストモア・グループや日中間の越境ECを運営するハイラインズなどが引き受けたものの、その投資ファンドのイーストモア・グループは約20億円を出資して27.12%相当の株式を保有していたものの、3月12日時点で同比率は12.77%まで減らして、今朝の日経記事では過半を既に売却済とのことで、「役員を派遣したり、何らかの株主提案を出したりはしない」とも語り、経営に積極的には関与しない姿勢も示したのだとか。
 投資ファンドの影響力が減り、その分ハイラインズの影響力が増すことが予想されますが、どのように再建策を講じていくのか…。
 明日の株価がどう反応するかも含めて、素直に興味が沸きます。

2月の完全失業率は2.3% 有効求人倍率は1.63倍

2019-03-31 10:07:42 | Weblog
 3月29日に2月の完全失業率と有効求人倍率が発表されました。
 完全失業率は前月比0.2ポイント改善の2.3%。
 男女別では、男は横ばいの2.5%も、女が前月比0.3ポイントも改善。
 年齢別では、男は15~24歳層が0.5ポイント悪化の3.8%となったことが55~64歳層(0.3ポイントの改善)や35~44歳層(0.1ポイントの改善)の改善を結果的に相殺。
 女は、25歳から34歳層が0.4ポイント、35~44歳層が0.5ポイント、45~54歳層が0.3ポイントの改善。

 15~24歳層の男の失業率悪化は、主に前の勤務先よりも労働条件の良い職場を求めての転職希望の離職。
 女は主にパート採用などで仕事に就けた方の増加で雇用が改善していると見てよいでしょうか。

 一方の有効求人倍率は1.63倍で横ばいでしたが、正社員有効求人倍率は前月比0.01ポイント改善の1.15倍になっています。


労働力調査(基本集計) 平成31年(2019年)2月分 = 完全失業率はこちら
https://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.html
一般職業紹介状況(平成31年2月分)について = 有効求人倍率はこちら
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212893_00016.html