政府・与党:株譲渡益など非課税の方向で検討 2008年8月12日 日経
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080812k0000m020162000c.html
政府・与党は11日、一定額以下の株式の売買で得た譲渡益や配当を非課税にする方向で検討に入った。景気刺激策の一環で、低迷する株式市場の活性化を促す狙いがある。証券税制をめぐっては、自民党の麻生太郎幹事長が300万円以下の株式投資を対象に配当の非課税を提案。与謝野馨経済財政担当相も同日の記者会見で「額としてはそう大きなものではない」と前向きな姿勢を示した。ただ、与党内には「生活者対策を優先すべきだ」との声もあり、今秋の税制改正に向け調整を進める。
証券税制は03年度税制改正で、株式の譲渡益と配当にかかる税率を本来の20%から10%に引き下げる優遇措置が講じられた。09年以降、段階的に戻すことになっているが、証券業界などからは代替策を求める声が上がっている。
う~ん。麻生氏の株式売却益非課税発言は単なるリップサービスのつもりだとばかり思っていたのですが、与党も本気で議論を始めたようですね。
ただ、ひとたび世間を見渡せば日々の貯蓄もままならない低所得層が2割程度いることは決して忘れて欲しくありませんし、そんな方から見れば、株の売却益の課税問題などどうでもいい話。
金融の一体課税を目指すならば、税収を考慮すれば税率だって20%で統一する方が妥当でしょうし、401Kのように資産形成目的の課税繰り延べならばまだしも、短期の売却益でも非課税にするというのでは、持たざるものからの不満が高まるだけで、国民の納得は得られないと思うんですけどね…。
まずは、税収を非課税にすることで、どれだけの税収減となるのか、その足りない税収を消費税に換算したらどのくらいのアップ要因になるのかを示さなければ、話にもならないと感じているのは私だけでしょうか…。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080812k0000m020162000c.html
政府・与党は11日、一定額以下の株式の売買で得た譲渡益や配当を非課税にする方向で検討に入った。景気刺激策の一環で、低迷する株式市場の活性化を促す狙いがある。証券税制をめぐっては、自民党の麻生太郎幹事長が300万円以下の株式投資を対象に配当の非課税を提案。与謝野馨経済財政担当相も同日の記者会見で「額としてはそう大きなものではない」と前向きな姿勢を示した。ただ、与党内には「生活者対策を優先すべきだ」との声もあり、今秋の税制改正に向け調整を進める。
証券税制は03年度税制改正で、株式の譲渡益と配当にかかる税率を本来の20%から10%に引き下げる優遇措置が講じられた。09年以降、段階的に戻すことになっているが、証券業界などからは代替策を求める声が上がっている。
う~ん。麻生氏の株式売却益非課税発言は単なるリップサービスのつもりだとばかり思っていたのですが、与党も本気で議論を始めたようですね。
ただ、ひとたび世間を見渡せば日々の貯蓄もままならない低所得層が2割程度いることは決して忘れて欲しくありませんし、そんな方から見れば、株の売却益の課税問題などどうでもいい話。
金融の一体課税を目指すならば、税収を考慮すれば税率だって20%で統一する方が妥当でしょうし、401Kのように資産形成目的の課税繰り延べならばまだしも、短期の売却益でも非課税にするというのでは、持たざるものからの不満が高まるだけで、国民の納得は得られないと思うんですけどね…。
まずは、税収を非課税にすることで、どれだけの税収減となるのか、その足りない税収を消費税に換算したらどのくらいのアップ要因になるのかを示さなければ、話にもならないと感じているのは私だけでしょうか…。