ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

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警視庁、エスカレーターを検証 「東京ビッグサイト」 

2008-08-05 16:22:59 | Weblog
警視庁、エスカレーターを検証 「東京ビッグサイト」 2008年8月5日
日経夕刊 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080805AT1G0500H05082008.html
 大型展示場「東京ビッグサイト」(東京・江東)のエスカレーターが急停止した後に逆方向にずれ落ちて10人がけがをした事故で、警視庁東京湾岸署は5日、事故が発生したエスカレーターの検証を始めた。
 同署は、エスカレーターが重量オーバーのため急停止し、ブレーキ能力の限界(約9.3トン)を超えてずれ落ちた可能性が高いとみて、ブレーキ装置などを詳しく調べる方針。
 事故機は当時、入場客が殺到してステップ一段に3人以上(設計想定は2人)が乗る過密状態だったとみられ、同署は入場客の誘導方法などに問題がなかったか捜査している。



 東京ビッグサイトのエスカレーターが急に逆走してケガ人が出た事故ですが、構造的欠陥ではなく、単純に重量オーバーが原因との疑いが強くなってきたようですね。
 ちなみに、このエスカレーターの場合は、重量65キロの大人が2人ずつ乗ることを想定していたようですが、事故当時は、同人誌のイベントが開催されていたようで、1列に2~3人、ステップによっては4人が乗りこんでいる段もあるなど、大混雑状態だったとか…。
 しかも、東京ビッグサイトでは、イベントの運営会社に、エスカレーターのステップに続けて2人以上を乗せないよう指導するも、肝心の警備の現場に伝わっていなかったようですが、小さい子供をはさんで両親が乗るのならともかく、大の大人が3人も乗れば常識的に考えて、(エレベーターの耐久力だけでなく)転落の可能性なども想定できそうなもの。
 警備員がもう少し機転を利かせていれば、このような事故も発生しなくて済んだのではないかと思うと、非常に残念でなりませんね。

麻生幹事長の「ナチス発言」 民主が謝罪要求

2008-08-05 16:18:02 | Weblog
麻生幹事長の「ナチス発言」 民主が謝罪要求 2008年8月5日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/international/update/0805/TKY200808050139.html
 民主党は5日午前の役員会で、自民党の麻生太郎幹事長が民主党の国会対応に関連して「ドイツでも1回やらせてみようと、国民がナチスを選んだことがあった」などと語ったとされる問題について、「看過できない」として謝罪を求める方針を確認した。麻生氏は同日の記者会見で「民主党をナチスに例えたつもりはない」と改めて否定した。



 う~ん。参議院で民主党が第一党になっている現実を考慮すると、民主党支持者ではなくても、「ドイツでも1回やらせてみようと、国民がナチスを選んだことがあった」発言は、民主党に対する強烈な嫌味にしか聞こえませんし、さすがにこれ程の爆弾発言をしておいて、謝罪の一つもないというのでは、民主党だって収まらないでしょうし、それ以前に自民党も選挙が戦えなくなってしまうのではないでしょうか…。
 ちなみに、つい先日の日経世論調査で、『次期総裁にふさわしい候補は誰か?』を質問した日経記事が掲載されたばかりですが、その記事によれば、『麻生太郎氏の20%、小泉純一郎元首相の13%、民主党の小沢一郎代表の10%、民主党の菅直人代表代行と福田現総理の8%、谷垣禎一国土交通相と民主党の岡田克也副代表の5%、小池百合子元防衛相の4%』の順(http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT3S0301C 03082008&g=MH&d=20080804)
 今更小泉さんの再登板もないでしょうし、万が一にも麻生氏の総裁出馬が断念ということになると、自民党を誰がまとめていくかという問題にもなりかねないだけに、私は少しでも早く謝罪会見を行った方が無難だと思うのですが、仮に謝罪しても野党の攻撃材料にされかねないだけに、自民党としてもこの発言にはかなり苦慮しているのではないかと思います。

オリックスとセゾンが統合交渉、個人・法人を網羅 資産11.5兆円

2008-08-05 16:14:46 | Weblog
オリックスとセゾンが統合交渉、個人・法人を網羅 資産11.5兆円 2008年8月5日
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080805AT2Y0400204082008.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080805-OYT1T00335.htm
毎日http://mainichi.jp/select/biz/news/20080805k0000e020022000c.html
 オリックスとクレディセゾンの大手上場ノンバンク2社が経営統合交渉を進めていることが4日、明らかになった。来年秋の実現を目指す。リースや不動産など法人ビジネスを得意とするオリックスと個人向けカード大手セゾンが補完し合う組み合わせで、実現すれば総資産で約11兆5000億円と群を抜く規模の「総合ノンバンク」になる。貸金業法改正や景気低迷で国内の金融環境は厳しさを増しており、業界再編の動きが加速しそうだ。
 両社はセゾン株式の12%弱を保有する筆頭株主であるみずほフィナンシャルグループをはじめ、主要な金融機関に経営統合の考えを伝えたもようだ。来月の基本合意を目指して最終調整を進めている。みずほ側の同意を前提に、統合に関する条件を詰める。

オリックスとセゾン「継続的に意見は交換」 経営統合交渉 2008年8月5日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080805AT2C0500505082008.html
 オリックスとクレディセゾンは5日午前、両社が進めている経営統合交渉について、「すでにいくつかの金融サービス分野で業務提携しており、さらに有効な事業提携の可能性について継続的に意見交換する良好な関係にある」などとする同様の趣旨のコメントをそれぞれ発表した。そのうえで経営統合については「発表、決定した事実はない」とした。
 5日午前の東京株式市場では、統合交渉を巡る報道を好感して両社株が急騰。オリックスの午前の終値は前日比540円(3.7%)高の1万5230円。クレディセゾンは同255円(12.2%)高の2350円だった。



 オリックスとセゾンといえば、それぞれ法人や個人に強いノンバンクですし、さすがにこの両社が一緒になる可能性は想像さえしませんでしたが、もしこの両社が一緒になれば、総資産11.5兆円の超巨大ノンバンクが誕生するわけで…。もしこの経営統合が成立すれば、銀行直系以外のノンバンクは、更なる経営統合&再編を余儀なくされることになりそうですね。
 ちなみに、オリックスの終値は380円(2.59%)高い15070円、クレディセゾンは235円(11.22%)高い2330円で終了。午前の終値と比べればやや上げ幅を縮小させていますが、株式市場も予想外のサプライズに沸くと共に、いかにこの両社の統合への期待が高いかを立証する形になったように思います。

日経平均小幅安、終値18円安の1万2914円

2008-08-05 16:10:25 | Weblog
日経平均小幅安、終値18円安の1万2914円 2008年8月5日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080805NT001Y15205082008.html
 5日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続落。終値は前日比18円52銭(0.14%)安の1万2914円66銭だった。相場全体の方向性を決定付けるような手掛かりが見当たらなかったうえ、4―6月期決算発表の一巡で個別材料も乏しく、1日を通じて前日終値を挟んでの神経質な推移が続いた。大引けにかけては日経平均先物9月物への断続的な売りが出て、きょうの安値圏で終えた。東証株価指数(TOPIX)も小幅に3日続落。
 朝方には、先物への売り方の買い戻しをきっかけに上げ幅を100円超に拡大し、1万3000円台に乗せる場面もあったが、上値追いは続かなかった。後場は節目の1万3000円が上値抵抗となったことで、大引けにかけての見切り売りを呼び込んだ。
 引き続き、企業収益や外部環境の悪化に対する警戒感が重しになった。このところ下げがきつかった大手銀行や自動車、ハイテク株の一角こそ反発したが、自律反発狙いの買いや買い戻しが中心だったもよう。



 5日の日経平均は、朝方こそ13050円近くまで上げる場面もあったものの、日本国内は材料難、アメリカはFOMC待ちということで相場は低迷。それでも前日の終値をやや上回る水準で推移していましたが、午後に入ってからは下落傾向が続き、終了直前に前日の終値を下回り、終値ベースでも前日比18円52銭安い1万2914円66銭と小反落で終了しました。ちなみにジャスダックは7.67%の下落と、業種によっては下落幅が大きい業種もあったようですね。
 日本の株式相場も、当面はアメリカの株式相場に振り回される日が続くのでしょうか…。
 早く相場が安定してくれるといいんですけどね…。

山本昌投手が200勝 42歳11カ月の最年長で到達

2008-08-05 13:22:00 | Weblog
山本昌投手が200勝 42歳11カ月の最年長で到達 2008年8月5日 共同通信
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008080401001013.html
 プロ野球、中日の山本昌投手(42)=本名山本昌広=が4日、ナゴヤドームで行われた巨人16回戦で今季7勝目を挙げ、42歳11カ月の史上最年長で史上24人目の通算200勝を達成した。
 200勝達成は2004年8月17日の工藤公康投手(当時巨人)以来で、山本昌投手は、41歳3カ月で到達した工藤投手を上回った。
 山本昌投手は1回に1点を失ったが、2回以降は立ち直り、若林忠志投手(毎日)の持つ史上最年長完投勝利記録42歳8カ月を更新して区切りの勝利を飾った。試合は中日が5-1で勝った。
 初勝利は1988年8月30日の広島戦で記録。山本昌投手は昭和以降の生まれで2000安打、200勝などが入会条件の「名球会」入りを果たした。
 山本昌投手は神奈川・日大藤沢高から84年にドラフト5位で中日入団。88年の米国留学でスクリューボールを習得したのを転機に、3度の最多勝などのタイトルを獲得。06年には史上最年長で無安打無得点試合を達成した。



 山本昌投手といえば、83年のドラフト会議で、日大藤沢高校からドラフト5位の指名を受けた投手ですが、この選手の凄いところは、最初の2年は1軍登板なし、3年目は1試合に投げて防御率27.00、4年目も2試合に投げて16.20と、最初の4年間は全く戦力になっていなかったのが、88年のアメリカ留学をきっかけに、5年目に5勝0敗とブレイクしてから、不振の年もあったものの勝ち星を積み重ね、200勝を達成したことにあるんですよね…。
 高卒5年目からの活躍ですから、実質大卒入団と変わりません(大卒で200勝を達成した投手としては、阪神故村山実投手の222勝、面白いケースとしては、成城工高から一旦新日鐵堺を経由して日米通算で201勝をあげた野茂英雄投手、岡山東商高から日本石油を経由して201勝をあげた平松政次投手がいます)し、しかもその200勝の記念の試合を、ホームラン打者の多いあの巨人相手に1失点完投するなんて、中日ファンそしてひいきチームの枠を超えた山本昌ファンにとってはこれ以上ない試合だったのではないでしょうか。
 これで彼は今期7勝目。さすがにリーグ優勝を目指すには、ゲーム差(首位と13ゲーム差)的にも苦しいものがありますが、どうせならば、あと3つ勝って、200勝を達成した年の二桁勝利というダブルな栄光を勝ち取って欲しいですね。山本昌投手。大記録達成、本当におめでとうございました。

NYダウは42ドル安→11284ドル、NY原油は一時120ドル割れ→121.41ドルで終了

2008-08-05 13:16:57 | Weblog
米国株、ダウ42ドル安 2008年8月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080805ATB7IAA0505082008.html
 4日の米株式相場は3日続落。ダウ工業株30種平均は前週末比42ドル17セント安の1万1284ドル15セントで終えた。ナスダック総合株価指数は同25.40ポイント安の2285.56で終えた。インフレ圧力の高まりを示す米経済指標を受けて、売りが優勢となった。
 朝方発表の6月の米個人消費支出(PCE)は市場予想以上に伸びた。一方、物価指標のPCEデフレーターは全体指数、エネルギー・食品を除くコア指数ともに高い伸びを示した。インフレ圧力の強まりが嫌気され、売りが優勢となった。
 原油先物相場が急落し、株式相場は上げに転じる場面もあったが買いは続かなかった。石油や素材関連株に売りが膨らみ、相場の重しとなった。英銀大手HSBCが発表した1―6月期決算では信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)の貸倒引当金が大幅に増えた。金融不安が意識され、米銀行株の一角に売りが出た。

英HSBCの1―6月、貸倒引当金膨らみ純利益29%減  2008年8月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080804AT2M0402704082008.html
 英銀最大手HSBCが4日発表した1―6月期決算によると、米国の信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)関連を中心に貸倒引当金計上額が100億5800万ドル(約1兆800億円)と前年同期比58%増えた。米国での不良債権の増加に伴い、純利益は77億2200万ドルと同29%減った。
 米国の住宅市況悪化を受け、北米の個人金融部門で不良債権が急増。北米事業は税引き前損益で前年同期の24億3500万ドルの黒字から28億9300万ドルの損失へと赤字転落した。一方で欧州、アジア・太平洋と南米事業は増益を維持。アジアや南米など新興国市場の収益が全体を下支えした。
 グリーンHSBC会長は「これほど難しい市場環境は数十年ぶり」と現状の厳しさを指摘。「世界的に景気が減速しており、新興国市場は堅調だが、銀行収益が改善に転じるまで試練が続く」と述べ、当面は厳しい環境が続くとの見通しを示した。

米個人消費支出、6月は0.6%増 2008年8月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080804AT3K0401904082008.html
 米商務省が4日発表した6月の米個人消費支出は、季節調整済みの年率換算で10兆2079億ドルとなり、前月比で0.6%増加した。伸び率は前月より0.2ポイント低下したものの、緊急経済対策の柱である所得税減税が引き続き消費を下支えした。市場予測平均は0.5%増で、結果は予想をやや上回った。

NY原油、大幅反落 一時120ドル割れ  2008年8月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080805ATQ2INYPC05082008.html
 4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅反落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前週末比3.69ドル安の1バレル121.41ドルで取引を終えた。熱帯性低気圧による石油関連施設の被害への警戒感が後退したことなどから、投機筋などを中心に換金売りが膨らんだ。
 一時は119.50ドルまで下落。5月6日以来、約3カ月ぶりに120ドルを割り込んだ。米メキシコ湾岸を移動中の熱帯性低気圧が勢力を拡大し、石油精製施設が集中する地域に接近するとの思惑が後退。これが売りを誘ったとの見方があった。
 7月の石油輸出国機構(OPEC)の石油供給量が増加したとの報道や、朝方発表された6月の個人消費支出(PCE)がインフレ圧力拡大による消費の減速を示したことなども、需給ひっ迫観測の後退につながった。
 ガソリンは反落。ヒーティングオイルは続落した。

ホルムズ海峡「簡単に封鎖できる」 イラン軍司令官 2008年8月5日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080804AT2M0402204082008.html
 イラン国営放送によると、イラン革命防衛隊のジャファリ司令官は4日、イランが他国から攻撃を受けた場合、原油輸送の動脈であるペルシャ湾のホルムズ海峡を「簡単に封鎖できる」と述べた。
 革命防衛隊は同日、射程300キロとする対艦ミサイルの試射を実施した。イランの核開発をめぐり、イスラエルがイラン空爆を準備しているとの見方が浮上しており、強硬姿勢を示して対抗する狙いがあるとみられる。



 4日のNYダウは、米各種経済指標にインフレ圧力の強まりが見られたことや、個人消費支出も、減税などの下押し材料を除いた実質成長率がマイナス0.2ポイントに留まったこと、7月のアメリカでの人員削減総数が前年比2倍になったことや、イギリスの大手金融機関であるHSBCがアメリカのサブプライムローン関連を中心に貸倒引当金計上額が約1兆800億円に上るなど、アメリカの個人金融部門での不良債権が急増したことなどを嫌目して、一時100ドルを超える下げ幅を記録。その後は原油価格の急落を好感した買いや反動買いもあったようで、午後には前日の終値を上回る場面もあったものの、FOMCの行方(金利の据え置きについては織り込み済み、焦点は雇用に関するどのようなコメントが聞かれるかが注目されているようです)を見極めたいとする動きも強く、結局、4日も前週末比42ドル17セント安い1万1284ドル15セントで終了しました。
 一方のNY原油は、7月のOPECの石油供給量が増加したとの報道や、熱帯性低気圧による石油関連施設の被害への警戒感が後退したこともあり、一時115.50ドルと120ドルを下回る水準まで下落。終値ベースでも前週末比3.69ドル安い1バレル121.41ドルで終了しました。ただ、心配なのは、イラン軍司令官の『原油輸送の動脈とされるホルムズ海峡を簡単に封鎖できる』とした物騒な発言。もしアメリカとイランとの関係が悪化すれば、原油相場が高騰するリスクもあるだけに、株式市場が楽観的になれなかったのも、このあたりの事情があるのでしょうか…。
 ちなみに、5日の日経平均午前終値は、オリックスとセゾンとの統合交渉が、日経にリークされたこともあったのか、個別企業に買いが入ったようで、 5日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発。前引けは前日比34円85銭高い1万2968円3銭と小幅高で終了しています。