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真鶴岬の先端、三ツ石海岸から海を挟んで見えるのは熱海。
この海岸は砂浜がほとんど無く岩がごろごろしている。
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魚の姿は見つけにくいけれど、他の生き物を探してみる。
どこの海岸でも見かけるフナムシ。ここにも多数が動き回っていた。
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フナムシは歩脚が7対のはか尾部に先端が分かれた尾脚が1対ある。
左側が頭部で複眼と触角があり、藻類や生き物の死骸などの食べ物を探し歩く。
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フナムシの数には比べものにならないがカニも多い。
カニの種類は知らないが、殻の大きさが3~4cmのものが多かった。
こちらの気配を感じると大急ぎで水の中などに逃げ込むものもいる。
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体のあちこちに海藻を貼り付けて岩の隙間に潜んでいるのは、
何か思惑があるのか単に偶然そうなったものか。
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こちらの子は腰を落ち着けて食事中。
遠目には何かあるように見えないが、熱心に食べ続けていた。
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岩の窪みにヒジキや巻貝と一緒に艶々した茶色い団子のようなものがあった。
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ウメボシイソギンチャクだ。
干潮時、ころんとした姿はイソギンチャクに見えないが・・・
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数年前の写真。海水が満ちてくると赤い触手が出てきて「梅干し」になる。
真鶴でも城ヶ島でもほぼ似たような生き物たちですが、見る度に面白いところがあります。
フナムシは大量に動き回っていることも多く、たしかにゾワ~と来ることもありますね。
ウメボシイソギンチャクはもう少し潮が満ちたときに行くと、もっとイソギンチャクらしいところを見られると思うのですが、
それには潮の満ち引きの時間を調べておく必要がありそうです。
岩礁の生き物たちは潮の満ち引きで水が多くなったり少なくなったりすることに、
うまく適合というか逆に利用しているのかもしれませんね。
自分ではなかなか観察する機会もありませんが、教えていただくことが多いです。
たくさんの脚を動かしてワサワサワサ…と走っていくフナムシには
反射的にゾワ~ときてしまいますけれど(^^;)
ウメボシイソギンチャクは以前も見せていただいたのかもしれませんが、
完全に忘れていました。梅干しとは言い得て妙な名前ですね。
水中でなくなる時間があっても生きていられるとは強いですね。