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「大人の休日倶楽部」の6月号に特集があったので興味を持って久留里を訪ねてきた。
久留里は房総半島の真ん中あたり、木更津から久留里線が出ている。
久留里城の三の丸跡の近くに久留里神社がある。
治安元年(1021)に久留里城主・平忠常が妙見堂として勧請したのが始まりで、
源頼朝が勝山に上陸したときには戦勝祈願したとの故事もある。
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久留里神社の近くから久留里城へ上がっていく。
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ずっと上り坂なので、杖が用意されて自由に利用できる。
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二の丸跡付近に来ると眼下に三の丸跡の一帯が見渡せる。
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二の丸跡には久留里城址資料館があって、武士の刀剣や甲冑、上総掘り用具などの所蔵品が展示されていた。
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また敷地内に新井白石の銅像があった。
新井白石は父が久留里藩に仕官したため幼少期から久留里で成長し儒学や史学に励んだそうだ。
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久留里城を目指して、さらに上がっていくと小さな池があり「男井戸女井戸」と示されていた。
久留里城は山の上にあり天然の要塞であるが、その上に豊富な井戸水があり兵糧攻めにも耐えた。
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ここに城を造ったのは戦国武将の里見義堯(よしたか)で天文4年(1535)の頃であったらしいだ。
明治5年に廃城になったが、昭和30年に模擬天守が建造された。
実際に建っていたものとは構造や姿が大幅に異なるそうだ。
手前の盛り土は元の天守台の跡だ。
昨年5月に鯱瓦(しゃちほこがわら)が破損・落下したので、余震を警戒して現在は天守台に入れない。