家の近所では路傍でも畦でも草地でも、あちこちでタンポポが見られる。
市民の森に行くまでの途中にある団地の建物脇でもタンポポが広がって咲いていた。
タンポポは西洋タンポポと日本タンポポ(このあたりでは関東タンポポ)とがある。
この場所のタンポポは外来種のセイヨウタンポポのほうだ。
1900年頃に北米から来たらしいが、今や日本中を席巻している。
先ほどの場所から更に市民の森の方へ進んでいくと団地の小さな公園の傍を通る。
ここにもタンポポが広がっている。
ここに咲いているのはカントウタンポポだ。毎年ここで咲いている。
すぐ隣の少し盛り上がった場所でもカントウタンポポがいっぱいだ。
2、30mほどの近くにセイヨウタンポポもあるのだが、この場所には侵入できないようだ。
さらに市民の森に近づくと米軍通信隊跡地で今は広大な空き地になっているが、
道路から見える範囲でもタンポポが見られる。
どうやらセイヨウタンポポのようだが、広い跡地のどこかではカントウタンポポも見られる気がする。
おなじみのタンポポたちも、よく観察すると故郷が違うことがありますね。
西洋タンポポと在来種のタンポポでは、好む場所が違っていて、
在来種タンポポたちが好むような場所が減ってしまっていることで
セイヨウタンポポばかり増えているように見える云々、といった
ようなことが書かれているサイトを見たことがあります。
真相はいかに??
わが家の敷地内で増えつつある(抜かずにおいているので)タンポポは、
どうもアイノコのように思えてなりません。
ぱっと見たところ西洋タンポポも関東タンポポも見分けが付かないので、どちらも可愛いですね。
明治時代以前は在来タンポポばかりだったのに、これだけ西洋タンポポが増えたのは、
やはり在来タンポポに適した環境が少なくなったのかも知れませんね。
ただ、西洋タンポポが帰化していなくても在来タンポポの数は減ったのでしょうか。
お宅の庭ではアイノコタンポポが増殖中ですか。アイノコの子孫はアイノコなのか、西洋に戻るのか、ちょっと興味あります。