久しぶりに京都の北野天満宮を訪れてきた。
前に見えるのは三光門で、その奥に本殿(国宝)がある。
本殿は豊臣秀頼の命により慶長12年(1607)に造営された。
北野天満宮は菅原道真公を祭神とし、太宰府天満宮と共に全国の天満宮・天神社の総本社だ。
京都に住んでいた子供の頃は、市民の誰もが親しみを込めて天神さん、天神さんと呼んでいた。
参道には露店が並んでいた。毎月25日が縁日なのだ。
道真公は承和12年6月25日(845年8月1日)生まれで、 延喜3年2月25日(903年3月26日)没であることによる。
子供の頃、大映通り商店街に毎月5日、25日、26日は夜店が並んで大いに賑わった。
どうして25日でなく26日かと聞くと「25日は天神さんやから」と教えられた。
参道や境内には座った牛の像が何頭も置かれている。
菅原道真公が太宰府で生涯を閉じ、その遺骸を運ぶ途中で車を引く牛が座り込んで動かなくなった。
それ故、近くの安楽寺に埋葬されたそうだが、その故事により神牛として横たわった姿で祀られている。
菅原道真は学問の神様・・・牛をなでて頭が良くなりますようにと祈る。
最初の三光門の風景は楼門を入ってすぐの所にある絵馬所から撮った。
休憩所になっているが、頭の上には古い大きな絵馬がいくつも掲げられている。
これは野々村通正信武が元禄4年に描いたもので、屋島の合戦における義経の弓流しのようだ。
義経の向こうにいるのは弁慶だろう。
これは色が落ちている部分が多いが、鬼と首引きをしている武将は剛力無双の朝比奈義秀であろうか。
境内の南側には梅苑があり、冬には50種1500本の梅の花を愛でるため多数の市民が訪れる。
天神さんを訪れたのは何十年ぶりだったろうか。
懐かしくも、新しい発見もあり、雨の中で十分に楽しめた。
大雨の降った翌日26日に、私も『何年振り?』の四季の森公園に行きました。
おーちゃんがいらした日とは違って人もまばら。それでも、公園歩きを
含めたウォーキングが日課かな?と思われる人やのんびり散歩している人たちを
見かけました。
おーちゃんがご覧になったトリカブトは見かけませんでしたが、ノダケは
いくつか見かけました。セリ科だなぁと思ったものの撮影も調べもせず、
おーちゃんの記事で名前が分かりました。ラッキー
コメント欄閉じていらしたときには京都へ行っていらしたのですね。
トップのお写真、雨脚がはっきり見えます。けっこう強く降っていたのですね。
でも、おーちゃんにとっての久し振りの北野天満宮で、懐かしさや
新しい発見や、色々ご収獲もあって良かったですね。
私は行ったことなく、興味深く楽しませていただきました。
他の場所で横たわる牛の像は見たことがありますが、謂れは知らずにいまして、
今日の記事で初めて知りました。そういうことだったのですね。
こちらの神牛は目が大きくて可愛い顔をしていますね。
土曜日に四季の森公園にいらしたのですね。
フェスティバルの賑わいはなく、静かな公園としての落ち着きを取り戻していたことでしょう。
近隣の人のウオ-キングも多いのですね。
ノダケは何カ所も咲いていたのですか。私は1ヶ所しか出会えませんでした。
セリ科の花は特徴があるから分りやすいですね。
京都は所要の翌日に少し歩きました。
本当は郊外を歩きたかったのですが、雨が強いので近場にしました。
とはいえ久しぶりに懐かしい場所を楽しむことが出来てよかったです。
今まであまり意識していなかったのですが、ほかの天神社でも臥牛の象が見られそうなのですね。注意してみます。