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市民の森の近くで、クリの花が咲くころとなった。
花の一つ一つは目立たないけれど、独特の香りもあって虫たちを集める。
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観察する者として特に期待しているのはゼフィルスとも呼ばれるチョウの仲間だ
ゼフィルスはミドリシジミ族のチョウで、日本には25種類ほどいるそうだ。
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このあたりでも今頃の季節に何種類かを見たことがある。今回はアカシジミがいた。
近くのコナラの林が衰えているので悪い影響が出るのではないかと心配だ。
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ほかにも花粉を求めて虫たちが来ていた。
遠目にはミツバチかとも思ったが、ヒメトラハナムグリだった。
蜜を集めるというより花粉を食べているのだろう。
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まだら模様の体に細長い触覚を持つキマダラミヤマカミキリ。
6年も前に小野路を歩いていて見かけて以来で、もちろんここでは初めてだ。
ゆっくり歩けば、もっといろんなチョウや甲虫などを見ることが出来そうだ。