3mぐらいのハナズオウの木に実がなっていた。
ハナズオウはマメ科で、ちょうど枝豆の固まりのような実だ。
ただし枝豆のようにふっくらしていないので、茹でても美味しくなさそうだ。
谷戸の木道あたりには、小さな虫の固まりがあった。
卵嚢で生まれ育って外へ出始めたクモの子供たちが寄り集まっているのだ。「まどい」と呼ばれている
まどいから少し離れはじめた子クモたちの姿もある。
何か刺激をすると「蜘蛛の子を散らす」ことになるが、試すのは控えた。
谷戸の出口近くのそう高くないコブシの木に実ができていた。
いくつかの実が固まって握り拳のように見えるのもある。
しかし実の形は様々で全部が拳というわけでもない。
いろんな実の形を何かになぞらえてみるのも面白い。
これは何かの鳥のように見える。
熟すと赤くなったり弾けたりして、なぞらえるものも変わってきそうだ。
植物は実の形や構造をそれぞれに工夫しているようですね。
エンドウマメのようにぷっくりしているのはエンドウの本意ではなく人間が改良したのでしょうか。
団居は面白い習性ですね。
大きくなったら強いクモも最初はなかなか巣立ち出来ないのでしょうか。
コブシの実は下から見上げていると全部似たように見えますが、
目の高さにあるといろんな角度から見られて、さまざまな形が面白いです。
未熟なうちに食べる絹さやと比べても、美味しそうという魅力は乏しいですね。
莢は完熟してから遠くへ飛ぶためのものなのですね。
わ、こんな蜘蛛の子の塊は初めてです。「まどい」というのですか。
どんな字を書くのかしら?と思いましたら「団居」とありました。
なるほど…です。
コブシの実ももうこんなに大きくなっているのですね。
ラストは鳥の雛の形に見えますが、赤く色づいてきてからの方が
鳥の雛らしく見えそうです。