横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

実の形も面白い

2018-07-13 05:12:36 | 日記



泉の森のしらかしのいえ(ビジターセンター)の庭にゴンズイ(ミツバウツギ科)の実が生っていた。






3個の袋果がくっついて面白い形になっている。
これはゴンズイの雌しべに3個の心皮があるからだそうだ。
それぞれの心皮には胚珠がついていて実に成長する。






秋になると赤く熟して弾け中から黒い種子が顔を出す。






同じ庭に大きなムクロジ(ムクロジ科)の木があって、こちらも実っている。






ムクロジの実はまん丸でなくちょっと面白い形をしている。
ムクロジの雌しべも心皮が3個だけれど、そのうち一つが実に成長し残りはヘタのようになるだけだという。






ところが中には3個が同じように成長している実もあった。
この実は今後どのように熟すのだろうか。






通常の熟した実にはヘタの部分にあたる2面が見える。
中には黒い種子が入っていて、昔は羽根つきの羽根の実に利用された。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは♪ (ポージィ)
2018-07-13 17:44:34
秋になってはじけたゴンズイの実は見たことがありましたが、
若い時の姿は初めてです。3つなんですね。
結実率はあまりよくないのかしら…
ムクロジも心皮は3つだけれど実に育つのは1つだけとは
知りませんでした。あのヘタみたいな部分は兄弟のなごりだったとは。
3兄弟いずれも譲らず育ちつつあるのは今後が気になりますね。
小さいながら3つとも育つのか、共倒れになるのか、
いずれひとつになるのか…
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ポージィ さん (横浜のおーちゃん)
2018-07-13 18:47:16
こんばんは。
秋に真っ赤になって弾けて黒い実が見えるようになると目立ちますね。
今回のは特に結実率が良くないように見えました。
でもそのおかげで実の形に印象づけられました。
3個の心皮から一つだけ実るのは兄弟の期待を一身に引き受けたというところでしょうか。
3兄弟が譲らず成長しているのは、どうせなら全部に立派な種子を作ってほしいものです。
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