10月10日の記事にした瀬谷市民の森のマヤラン。
その時5cmぐらいの新しい茎が何本も出ていた。
それから1ヶ月経って、一斉に咲いていた。
もう少し前から咲いていたのだろう。茎の下の方は花後になっている。
近寄ってみると雄しべと雌しべが合着した蘂柱が大きく見える。
1ヶ月前に咲いた花は既に実が出来ていた。稜のある細長い形をしている。
マヤランは葉が無い腐生植物(菌従属栄養植物)だが、種子で繁殖するらしい。
菌従属栄養植物というのは菌根菌から炭素源をもらって生育する植物のことで葉緑素を持たない。
泉の森ではイチヤクソウの実が熟していた。
緑の葉がある、つまり緑色性のイチヤクソウは一部の炭素源を菌根菌から得る部分的菌従属栄養植物である
マヤランもイチヤクソウも熟した実から種子を採ってきて植木鉢や庭に蒔いても発芽はしないと思われる。