業務日誌

許せないヤツがいる 許せないことがある
だから倒れても倒れても立ち上がる立ち上がる
あいつの名はケアマネージャー

おそろしや その2

2007年10月14日 | 担当者会議
ご存知のように、鼻くそ時代、ひがしヘルステは驚異的な売り上げをあげていました。
靴下を履かせたからと言って身体介護を請求し、利用者に乞われるまま、車で50分もかかる繁華街のデパートに買物介助(しかも公用車で)し、身体7だの8だのを乱発。
お気に入りの利用者宅には派遣日でないにも関わらず訪問。
利用者本人がいないときでも奥様とお喋りして請求。
まさにやりたい放題シホーダイです。
当然ヘルパー全員が儲かってました。
(メアリーのようなヘルパーものさばっていましたし)

しかし、予防が始まり、生活援助が上限90分となり、院長先生のお気に入りだった鼻くそが休職し、コムスンショックが業界を襲いました。
そして私をはじめケアマネが立ち上がり、目くそは鼻くその半分も登録さんを儲けさせることのできないサ責になってしまった。

そのことが登録ヘルパーさんたちの不満に火を点けました。
その不満が目くそリコールへと発展していったんです。

先週の月曜日の終業際、ある登録ヘルパーが
「もっと仕事を下さい」
とかなんとかで目くそに談判した際に、目くそが何か言ったかしたかしたらしく、その場でものすごい言い争いになったそうです。
その火はその場にいたヘルパー全員に飛び火し、フケや歯くそはここぞとばかりに目くそに抗議、サ責としての無能さを思い知る結果となったらしい。

目くそのとりとめのない愚痴を聞き終わる頃、いいタイミングで電話がかかってきたので、私はそそくさとヘルステを出て行きました。
聞いてもどうしようもないことですし、目くそは被害妄想が激しいのでじっくり付き合うのは逆効果なんです。

で、事務所に帰るとフケがいたんです。
報告書を持って来てたんですが、私はフケをそっと連れ出して、つい今目くそに聞いたことを確かめようと思ったんです。
ハリケン:「フケさん、ちょっと聞きたいことがあるんです。以前私がフケさんに言ったことが、どうも全然別の意味で目くそに伝わってるみたいなんですが」

そしたらフケが言うことには

「私もちょうど、ハリケンさんに聞きたいことがありました」
と。
なんですかと聞くと

「ハリケンさんは私のことを、目くそにフケには気をつけろと言いませんでしたか?」
と言うんです。
ちょっと待って
プレイバック、プレイバック
(もうええて)

それはもう半年以上も前のこと。
私が担当する認知症独居の利用者、キャンディさん。
この方のメイン担当がフケなのですが、フケはキャンディさんのことを本気で心配し、自分の親同様に思ってます。
で、ちょっとでも気がかりなことがあれば夜遅くに様子を見に行ったり、派遣日でなくても訪問したりしてたんです。
そのことを知ったとき、私は確かに目くそに
「ヘルパーは利用者の家族にはなれないし、なってはならないと思う。フケの熱意はとても助かるけど、はまりこんでしまわないようにフケには気をつけて下さいね」
と言ったんです。

もしかしなくてもコレか?
と思いましたが、私はいい加減にアタマにきてしまい
「ええ、確かに言いましたよ。でも、フケの行動は決して正しくはない、そればかりか、ひとつ間違えば利用者にとってもヘルパーにとっても不幸な結果に終わると思ったので、私は先輩である目くそに『フケの思いの強さには気を付けてあげてくださいね』と言ったんです。それくらいわからないんですか?」
と強めに言いました。

目くそと違い、フケは私の言ったことの意味がよく通じ、納得してくれました。
そして今回起きたことで、現在ヘルステがひどい状態にあることを話してくれました。
目くそにはサ責の資質がない!ハリケンさんもこう言ってた!
そういうフケは調子に乗りすぎてる!ハリケンさんがああ言ってた!
なんてったってこのやりとりが、この大喧嘩のメインイベントだったそうな。

今ひがしヘルステでは、目くそとフケが必要以外まったく口をきかないそうです。
フケはなんとかその場を取り繕おうとしているのですが、目くそはフケに対して完全に態度を変えてしまい、このままではどっちが辞めるかってカンジだそうな。



私は、自分がヘルパー経験のあるケアマネであることから、私の意見だと割合素直に聞いてくれたりしてることに対してちょっと油断してました。
今回私の言ったことが、悪意をもってふたりに伝えられてしまい、結果すごく深い傷をつけてしまった。
どうしたらいいのか悩んでます。