ひーず のーと

旅、食、落語・・・と日々思うこと、思い出したことの備忘録

平成中村座十二月大歌舞伎昼の部

2011-12-13 23:39:43 | 観劇!感激!
 11日は浅草で、平成中村座十二月大歌舞伎昼の部に。
 菊之助を交えて、菅原伝授手習鑑です。
◇車引
 ・梅王丸:勘太郎
 ・桜丸:菊之助
 ・杉王丸:虎之助
 ・藤原時平:亀蔵
 ・松王丸:弥十郎
~勘太郎・菊之助のコンビで、梅王丸・桜丸の兄弟というのが新鮮。ただ、やはり弥十郎の松王丸では今ひとつパンチがないのが残念。頑張っているのはわかるけど。

◇賀の祝
 ・桜丸:菊之助
 ・梅王丸:勘太郎
 ・八重:七之助
 ・千代:松也
 ・春:新悟
 ・松王丸:亀蔵
 ・白太夫:弥十郎
~休憩を挟んで松王丸の役者が変わり、藤原時平と白太夫を演じていたりすると、少し混乱してしまう。
 ここの松王丸は梅王丸と喧嘩したり、憎々しさも少ないので、パンチのなさは感じない。そして、勘太郎の梅王丸がのびのびと松王丸との喧嘩や桜丸の悲劇のところでの場をまとめる雰囲気などが良く。更に桜丸の悲劇は菊之助が切々と演じて、良かった。

◇寺子屋
 ・松王丸:勘三郎
 ・武部源蔵:菊之助
 ・戸浪:七之助
 ・春藤玄蕃:亀蔵
 ・千代:扇雀
~寺子屋は勘三郎の胸を借りる菊之助が堂々と勘三郎と渡りあって良かった。また、山家育ちやせまじきひ、のセリフ運びもいいし、進境著しいのだろうな。音羽屋!そして、松王丸の勘三郎は、本当に元気になって良かった!貫禄で詮議のところを演じ、また息子首を見て、事実を押し隠し耐えているところ、また、詮議を終え、妻と息子の死を受け止めているところの悲しみ、いずれも見事に。
コメント
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