ひーず のーと

旅、食、落語・・・と日々思うこと、思い出したことの備忘録

5月花形歌舞伎・夜の部

2011-05-24 23:47:17 | 観劇!感激!
 21日の夕方から浜町の明治座で、5月花形歌舞伎(夜の部)。
◇ 牡丹燈籠
 ・伴蔵、萩原新三郎:染五郎
 ・お峰、お露:七之助
 ・宮野辺源次郎:亀鶴
 ・馬子久蔵:亀蔵
 ・船頭、三遊亭圓朝:勘太郎
~圓朝の落語の歌舞伎化、そして、それを大西信行が演出。染五郎・七之助が恋煩いから幽霊になるお露とその幽霊に取りつかれる新三郎の男女、その新三郎を裏切る伴蔵・お峰の夫婦のダブルて、二役。芝居で演じない部分を落語の形で圓朝役の勘太郎が話すというキャスティング。染五郎は伴蔵役で幽霊を恐れるところがコミカルに、そして新三郎を裏切り、得た金で店を開いてからの欲望だけに生き、破滅に向かって行く様を良く演じていた。七之助もお峰役で夫を煽ったり、大店になってから変わっていく夫を変えようと諌め喧嘩になってしまうところを好演。亀鶴の源次郎は気も弱く、力もないのに隣家の主人を殺し、破滅に向かって行く様も、しっかりと演じていた。若手で、いい芝居を。
◇高坏
 ・次郎冠者:勘太郎
~これは父勘三郎の得意の役を良く勉強して、楽しませてくれました。
コメント
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