今日は、十三世片岡仁左衛門追善十三回忌と名うった、歌舞伎座の昼の部。追善狂言は昼の最後の道明寺。
☆ 吉例寿曽我 鶴ヶ岡石段の場、大磯曲輪外の場
工藤祐経=我當
第一場の石段の場は愛之助と進之助の立ち回りが面白く。そして、石段の大道具がせり上がっていくのがすごいなあ。第2場は対面、だんまりが楽しく。
☆ 義経千本桜 吉野山
狐忠信=幸四郎、静御前=福助
頻繁にあがる演目。幸四郎の狐忠信役は2度目というが、見たことあるかな?猿之助は別として、菊五郎、勘九郎のイメージが強いんだけど。幸四郎だと何か固さを感じてしまうんだよな…。最後に花道を下がっていくとき、狐六法が多いと思うんだけど、普通に。
東蔵演ずる逸見藤太が「静御前の初音の鼓」というところを「荒川静香のイナ・バウアー」といって、反っくり返るのはご愛敬
☆ 菅原伝習手習鑑 道明寺
菅丞相=仁左衛門、判官代輝国=富十郎、宿禰太郎=段四郎
今日は、これを楽しみに。追善らしく、十三世の当り役を当代の仁左衛門が。
期待通り、仁左衛門は気品のある菅丞相でした。富十郎の輝国も、雰囲気よくて、良かったなあ。