(
黒川白雲ブログより)
先週、公表された日韓歴史共同研究報告書では、韓国側は「新しい歴史教科書をつくる会」が執筆の中心となった扶桑社、自由社版の中学校教科書を執拗に批判する一方、東京書籍など他社の教科書については「日本の行為に批判的に書かれている」として、自虐史観を“評価”していることが分かりました。
韓国側は「南京大虐殺」の被害者を「約20万人ともいわれる軍人・捕虜・非戦闘員」としている点は“評価”くださっていますが、満州事変以後の内容について「植民地朝鮮についての記述がない」と不満を述べています。
中国や韓国は、内政干渉などお構いなく、日本の歴史教科書の記述が「戦前の軍国主義の復活」であると、次々と是正を要求していますが、日本政府が中国や韓国の反日感情に満ち満ちた教科書の是正を要求したことはありません。
どうして、日本はこのように外国からの要望に言いなりになり、外国に対して何も言えない国家になったのでしょうか?
それは、日本には「植民地思想」が根強く残っているからです。
まだ、日本人は、昭和二十年代の占領時代の気持ちから抜けきっていないのです。
そして、占領政策に始まる「自虐史観」歴史教育によって「日本は悪いことをしたんだ。だから罪をつぐなうために、他国の植民地になるしかないのだ」という「贖罪思想」が日教組や左翼マスコミなどによって、繰り返し、繰り返し、日本国民の無意識に植え込まれているのです。
その結果、民主党を筆頭に、日本には「アメリカの植民地」の次は、「中国の植民地」になっても良いのではないか、といった空気が流れています。
日本は「主権国家」「自立国家」「毅然たる国家」としての意識が未熟なまま、経済大国になってしまったことに悲劇があります。
明治維新の志士達は、日本が外国に占領されないために、自らの命を捧げる「大和魂」がありました。明治期の日本には「独立自尊」の精神がありました。戦前の日本においては、誰もが美しい「愛国心」を持っていました。
それらの精神が、戦後、「戦前に戻るな」「右翼的」といったあまりにも陳腐な言葉で一蹴され、日本から「精神の柱」が骨抜きにされて来ました。
そして、左翼政党、日教組、左翼マスコミ、左翼NPOらの中国共産党と一体となった亡国集団が一丸となって、精神の骨抜きを進めています。
自民党の命脈が尽きたのは、こうした「左翼陣営に負けてしまった」ことが根本にあるのです。「保守の敗北」です。
だらかこそ、こうした「保守の敗北」を見るに見かねて、幸福実現党は「新しい保守政党」「真なる保守政党」を立党したのです。
幸福実現党が訴えて来たように、小沢一郎の本質は「国家社会主義者」です。ドイツ語で言えば「ナチス」です。
「政治主導」「政策立案の政府一元化」「陳情の幹事長室一元化」という名で、あらゆる権限を独占しつつある「平成のヒットラー」です。
民主党政権が次の参院選で勝利すれば、民主党=左翼マスコミ=日教組という「闇の三角形」によって日本は崩壊へと突き進んでいきます。
幸福実現党がなぜ闘い続けるのか。その答えがここにあります。
明治維新の志士達は、お金も組織も何も無く、最初は蜂起しては討たれ、完膚なきまでに負けました。
最初は、誰もが、あの巨大な幕府に勝てるとは思っていませんでした。
しかし、若き志士達が、命がけの戦いを続けることで、わずか10年で巨大な幕府が瓦解し、希望に満ちた新政府を打ち立てることができました。
今、アメリカは経済衰退を迎え、「世界の超大国」としてのリーダーの地位から撤退しつつあります。
その代わりに、中国が台頭し、「自由主義陣営」が「共産主義陣営」に押されつつあります。
だからこそ、この日本が「自由主義のリーダー」として立ち上がらなければならないのです。
たとえ日本にどのような悲観論で満ちようとも、幸福実現党は「21世紀は日本の時代」であることを宣言しています。
幸福実現党の経済、国防、教育政策は、一言で言うならば、GDP、防衛力、学力水準において「世界ナンバーワン」を目指すことにあります。
明確な「未来ビジョン」を示し、強い志で、明るい未来を実現しようとしている政党は、幸福実現党しかありません。
幸福実現党は、必ずや今夏の参議院選に大勝利し、マルクス共産主義をこの日本から一掃してみせます。