北朝鮮が異例の声明、国内混乱か(再)
(時事通信)
【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の治安機関である人民保安省と国家安全保衛部は8日、「連合声明」を発表し、「われわれには、まだすべて話さず、すべて公開していない最先端の世界的な打撃力量と安全保衛手段がある」と警告した。両組織が連名で声明を出すのは異例。
声明は「打撃力量」などについて具体的に明記していないが、北朝鮮は過去に2度の核実験を実施したほか、昨年9月には「ウラン濃縮実験が完了段階に入った」と主張しており、核兵器製造の進ちょくに自信を示したものとみられる。
北公安機関が共同声明、韓国「体制転覆策動」に警告
(聯合ニュース)
【ソウル8日聯合ニュース】北朝鮮の人民保安省と国家安全保衛部は8日に合同声明を発表し、韓国当局による反北朝鮮の体制転覆意図が危険水位を超えており、傍観できないと主張。「あらゆる敵対勢力のうごめきから社会主義制度と国の安全を守るため、革命強軍の銃隊はもちろん、人民保安および安全保衛軍の全役割と手段が総動員される」と明らかにした。北朝鮮の朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮の2大公安である両機関が合同声明を出すのは、これが初めて。声明は、策動を踏みつぶすために全面的に強力な措置を取るとしたほか、北朝鮮にはまだ明らかにしていない最先端の世界的な打撃力と安全保衛手段があると警告した。
また、韓国側による体制転覆の企図例として、黄海での「北方限界線」固守を狙った軍事的な動き、前方と海岸、国境地域から敢行する「対北内部かく乱」、北朝鮮向けビラまき行為の拡大などを挙げた。
特に、こうした活動には韓国の国家情報院や統一部などのほかに、「人間のくず」が動員されていると言及している。これは、脱北者を指すと考えられるほか、デノミネーション(通貨呼称単位の変更)実施と市場閉鎖後の混乱した北朝鮮内部の事情が、インターネット媒体などを通じ外部に比較的早く伝えられている状況に不満を示したものと受け止められる。
(時事通信)
【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の治安機関である人民保安省と国家安全保衛部は8日、「連合声明」を発表し、「われわれには、まだすべて話さず、すべて公開していない最先端の世界的な打撃力量と安全保衛手段がある」と警告した。両組織が連名で声明を出すのは異例。
声明は「打撃力量」などについて具体的に明記していないが、北朝鮮は過去に2度の核実験を実施したほか、昨年9月には「ウラン濃縮実験が完了段階に入った」と主張しており、核兵器製造の進ちょくに自信を示したものとみられる。
北公安機関が共同声明、韓国「体制転覆策動」に警告
(聯合ニュース)
【ソウル8日聯合ニュース】北朝鮮の人民保安省と国家安全保衛部は8日に合同声明を発表し、韓国当局による反北朝鮮の体制転覆意図が危険水位を超えており、傍観できないと主張。「あらゆる敵対勢力のうごめきから社会主義制度と国の安全を守るため、革命強軍の銃隊はもちろん、人民保安および安全保衛軍の全役割と手段が総動員される」と明らかにした。北朝鮮の朝鮮中央通信が伝えた。
北朝鮮の2大公安である両機関が合同声明を出すのは、これが初めて。声明は、策動を踏みつぶすために全面的に強力な措置を取るとしたほか、北朝鮮にはまだ明らかにしていない最先端の世界的な打撃力と安全保衛手段があると警告した。
また、韓国側による体制転覆の企図例として、黄海での「北方限界線」固守を狙った軍事的な動き、前方と海岸、国境地域から敢行する「対北内部かく乱」、北朝鮮向けビラまき行為の拡大などを挙げた。
特に、こうした活動には韓国の国家情報院や統一部などのほかに、「人間のくず」が動員されていると言及している。これは、脱北者を指すと考えられるほか、デノミネーション(通貨呼称単位の変更)実施と市場閉鎖後の混乱した北朝鮮内部の事情が、インターネット媒体などを通じ外部に比較的早く伝えられている状況に不満を示したものと受け止められる。