尊敬できる友人を持とう
子曰わく
妟平仲（あんぺいちゅう）は、善く人と交わる。
久しくして之を敬（けい）す。
公冶長五―17
安岡定子先生
孔子先生はおっしゃった。
「（斉の国の首相）妟平仲は、誰とでもよくつき合った。
そして長くつき合えばつき合うほど、友人たちは
彼を尊敬するようになった」
妟平仲は、親しくつき合えばつき合うほど
友人達から尊敬された、という意味です。
つき合いが長くなるなると、親しさは増しても
尊敬する気持ちが深まるというのは、
あまり聞いたことがありません。
彼は、つき合う程に味わいが深くなったのでしょうか。
そんな人物に会ってみたい気がします。
・・・・
それにしても、自分の出世のチャンスを潰した人物を
こんなにも冷静に公平に見て、認めてしまう
孔子先生の心のうちはどうなっているのでしょう。
覗いてみたい気がします。
(ポカポカ地蔵)
噛めば噛むほど人の味
というが、親しくなればなるほど長所や欠点も見える。
それが尊敬できる人が妟平仲ということか～
本当に会ってみたいねえ～
いま、山田方谷の本をむさぼるように読んでいる
「山田方谷の夢」野島透著
明徳出版 619円＋税
私はこんな人に会ってみたい
