ほーしざきの散歩道

ゆっくり歩きの散歩道、山口県を中心とした中国地方の名所旧跡巡りを紹介しています。

サビエル記念聖堂と亀山公園 山口県山口市

2010年02月27日 | 散歩道

 サビエル記念聖堂

 暖かい日射しに誘われて、久し振りに山口市のサビエル記念聖堂へ。記念聖堂は1952年、サビエルの山口来訪400年を記念して献堂されましたが、1991年9月に焼失し、1998年4月に再建されました。

井戸端で説教するフランシスコ・サビエル

平和の鐘

記念聖堂全景

亀山公園

 毛利藩第13代当主毛利敬就公

  サビエル記念聖堂から階段を登ると亀山公園へ着きます。亀に形が似ていることから亀山と呼ばれており、山頂公園から市内が遠望できます。公園には、明治維新に貢献のあった毛利敬就公の銅像が建てられていました。

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余田の臥龍梅 山口県柳井市

2010年02月25日 | 散歩道

余田の臥龍梅

 一足早い桜観賞の後は、国指定天然記念物の「余田臥龍梅」へ。案内によると、紅がく、白花、一重小輪の野生性の老樹であるこの臥龍梅は、室町時代のものと伝えられています。

 天然記念物の指定時は、根元の周囲約5.5m、ここより四本の支幹を出していましたが、これらは老いて枯死。現在の独立している株は、以前四方に伸びていた枝が地面に着いた部分から生じた新株で、「飛梅」と呼ばれています。

  全国でも大変珍しい姿のこの梅は、往事枝の張る姿が、まるで龍の臥す姿に似ていたことから臥龍梅と呼ばれ、親しまれていました。

 かつて、この地は梅林と呼ばれるほどでありましたが、明治維新前、畑地にするため、中央の老樹一本だけを残して、他はいずれも伐採されたと案内されています。

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河津桜と旧上関番所・御茶屋跡散策 山口県上関町

2010年02月23日 | 散歩道

上関歴史公園の河津桜

 暖かい日射しに誘われて、上関城山歴史公園へ。公園にはピンクの河津桜が咲き始めていました。いつもは沢山のメジロを見かけるのですが、本日はいなかったようです。暖かい上関で、一足早いお花見をされてはいかがですか。

 周防大島町小積の河津桜も見頃のようですね。昨年の今頃は、周防大島八十八ヶ所の霊場参拝中、小積まで徒歩で歩きました。

桜の先には皇座山が見えています

城山歴史公園から眺める上盛山

上関御茶屋跡

 河津桜観賞の後、更に歴史散策を続け、熊毛南高校上関分校のグラウンドへ。ここには「上関御茶屋跡」と「旧上関番所」があります。

 御茶屋跡は萩藩の公館で、萩藩主の参勤通船のおり、宿泊・休憩、あるいは国内巡行、幕府の役人・九州諸大名の通行などにあたり、宿泊に供するために設置された本陣で、朝鮮通信使使節団の宿泊所にもあてられました。

旧上関番所

 旧番所は、海の主要な港に設けられた関所で、通行人や船舶の取り締まりを行うとともに、運上銀(藩に納める税)の徴収事務も行うところでした。番所は初め四代に置かれていましたが、上関の港が中心となり、連絡などが不便となったため、1711年12月、東町に新しく造られました。

 旧上関番所は、「旧秋月家の住宅を移転復元したもので、藩政時代の番所としては唯一の建物として貴重である」と説明されています。

歴史ある港町、上関散策は楽しいですよ~

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蓋井島散策3 「山ノ神」の森とエミュー 山口県下関市

2010年02月15日 | やまある記速報

四の山の神籬(ひもろぎ)

 大山を下山後は蓋井島を散策しました。最初に見えてきたのはエミューの放牧施設です。近くに行くと、エミューが寄ってきました。

エミューの放牧施設

 次に、蓋井島「山ノ神」の森の散策をしました。蓋井島には「山ノ神」を祀る四つの森があり、四つの森はそれぞれ「一の山」「二の山」「三の山」「四の山」と呼ばれ、集落の後に広がる豊かな原生林に点在しています。

 古来、この「山」と呼ばれる森は神聖な場所として、立入ることも枯枝を拾うことも、まして枝を切ることも堅く禁じられてきました。この「山」を中心に、六年に一度、島をあげて神事が執り行われ、その際にのみ山に入ることが許されています。それぞれの山には、「山ノ神」が鎮まる神籬(ひもろぎ)があります。この神籬は、切り取った枯れ枝や倒木を円錐状に積み上げた特徴的な姿をしています。

二の山の神籬(ひもろぎ)

神籬(ひもろぎ) の周囲にはいろいろな置物が

 水の明神

 二の山の手前には 、水の明神様が祀られています。案内板には蓋井島の由来及び神事について、次のように説明されていました。

 蓋井島の水の明神の場所に井戸があり、一つは水の池、一つは火の池といわれ、神宮皇后三韓征伐の時、水の在所を敵に見られないよう、又火の池の蓋をあけると大火事になるので、二つの池に蓋をしたことから、二井島、ふたおい島、蓋井島とも呼ばれるようになったという伝説がある。

海岸から眺める城山

 楽しい時間はあっという間に過ぎてしまい、午後3時に蓋井島漁港を出発。連絡船の蓋井丸から、遠くなる島影を何時までも眺めていました。さらば、蓋井島。

 

蓋井島

 蓋井丸から振り返る蓋井島(動画)→  

法師崎のやまある記の編集が終了しました 

 詳細な登山記はHPでお楽しみ下さい

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蓋井島散策2 大山と旧日本軍の遺構 山口県下関市 

2010年02月13日 | やまある記速報

247mピークに残る旧日本軍の遺構

 城山を出発し、次は大山(おおやま)へ向かいます。ヒゼンマユミの群落を過ごした先には、石垣で囲まれた牧場跡が残っていました。

大山の南ピーク

牧場跡

 地図上の破線を辿って約35分歩くと、247mピークへ到着。ここには二階建ての旧日本軍の遺構が残っていました。鉄筋コンクリート造りの遺構はとてもしっかりしています。

一階奥には台座跡

大山に残る旧日本軍の遺構(動画)→  

円形の砲台跡

 尾根道を進み大山の252mピークを目指します。途中に砲台跡を眺めながらピークへ到着。更に尾根道を進んでいると、擬似砲台を見つけました。遠くから眺めると本物に見えるのかも知れませんね。

擬似砲台

 

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 詳細な登山記はHPでお楽しみ下さい

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蓋井島散策 蓋井島灯台と城山 山口県下関市

2010年02月11日 | やまある記速報

 蓋井島ハイキングコース やまどりの散歩道

 蓋井島の散策を始めます。やまどりの散歩道を進み、最初に着いたのは蓋井島灯台です。この灯台は本州最西端に位置し、昭和26年に、灯台としては日本で初めて風力発電装置を開発導入、自然エネルギー利用の先駆けとなったそうです。

蓋井島灯台

石鎚大権現

 やがて蓋井島の城山(しろやま)へ到着、山頂には石鎚大権現が祀られていました。眼下には蓋井島の集落と港が美しく、遠く下関方面には鬼ヶ城山と竜王山を眺めることができました。

城山からの展望 遠くに下関鬼ヶ城山と竜王山

城山(蓋井島)から眺める展望(動画)→  

響灘

 城山を出発し、大山(おおやま)を目指します。北には響灘がとても青く、遠くには角島の島影が見えています。やがてヒゼンマユミの群落に入りましたが、今は落葉の季節。ここから眺める大山はとても高く見えました。

 ヒゼンマユミの群落から眺める大山

 

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 詳細な登山記はHPでお楽しみ下さい

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ヒゼンマユミ群落と「山ノ神」の森 蓋井島へ 山口県下関市

2010年02月09日 | 散歩道

 乞月山

 有志一同と下関吉見港を出発、蓋井丸に乗り込み響灘に浮かぶ蓋井島へ向かいました。海の上から眺める下関竜王山・鬼ヶ城山はとても綺麗でした。

吉見港に停泊中の蓋井丸

加茂島

 船はやがて加茂島を過ごし響灘へ。穏やかな波のように見えましたが、やはり外海に出ると同時に船が揺れ、しっかり手摺りをつかまないと身体が安定しませんね。

響灘に浮かぶ蓋井島

 間もなく進行方向に蓋井島が現れ、乞月山の美しい山容が印象的でした。約40分間の船旅はあっという間に終わり、蓋井島へ上陸、港の側には立派なお店がありました。

民宿へ向かいます

民宿から眺める乞月山

風師山~戸ノ上山~足立山へ至る稜線

 細い路地を抜けて民宿へ到着、ここから眺める乞月山はやはり美しいですね。海の先に浮かぶ北九州方面には、以前縦走した風師山~戸ノ上山~足立山へ至る稜線を目で追うことができました。民宿ではスライド上映を眺めながら新年会が始まり、夜の更けるのも忘れて、遅くまで宴会が続きました。

 宴会の準備中

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中山神社・綾羅木遺跡散策 山口県下関市

2010年02月07日 | 散歩道

中山神社

 下関で待ち合わせがあり、少し早めに着いたので周辺散策をしました。以前白滝山の麓の田耕地区で参拝した、中山忠光公を祀る中山神社が綾羅木にあると言うことを思い出し、参拝をしました。

 

説明板

史跡 中山忠光公の墓

中山神社の中には愛新覚羅社が建っていました

次に向かったのは綾羅木郷遺跡です。とても広い遺跡でした。

鬼ヶ城

 待ち合わせ場所の吉見港からは、鬼ヶ城と竜王山を眺めることができました。

竜王山

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笠戸島縦走(5) 天狗岩~本浦漁港

2010年02月05日 | やまある記速報

縦走路の終点・起点となるスカイ1号の案内

 天狗岩を出発し、縦走路を進むと後半のピークに到着。ここには共同アンテナが設置されていました。

共同アンテナの立つピーク

212mピーク手前の広場

 212mピークの手前には広場があり、左の木の間越しに笠戸大橋、右には瀬戸の展望を眺めることができました。

212mピークを出発し、少し下ると大きな岩が見えてきます

大岩を過ごすと急な下り坂 ロープがとても助かります

竹林帯の間を下りて行きます

縦走路の終点(起点)に到着しました

 縦走路終点には第16番石仏が鎮座し、その横には「スカイ1号」の指導標と笠戸島自然休養林の案内が立っていました。

静かな港と遠くには笠戸大橋を眺めながら港を目指します

最後に笠戸神社へ

 尻高山から始まった縦走は二日がかりで完了しました。尻高山を除けばとても気持ちの良い縦走路です。皆様いかがですか。

 

 

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  詳細な登山記はHPでお楽しみ下さい

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笠戸島縦走(4) 232mピーク~摺鉢山~天狗岩 山口県下松市

2010年02月04日 | やまある記速報

232mピーク先から眺める展望

 笠戸島縦走を紹介しています。232mピークの分岐を左折し、摺鉢山へ向かいます。広く整備された山頂遊歩道を進むと、大城への分岐を過ごし、ベンチの置かれた休憩所に着きます。

摺鉢山山頂

 緩やかなアップダウンを繰り返しながら進むと、間もなく摺鉢山の山頂へ到着。ここには三等三角点が置かれていました。

再び232mピークへ戻り天狗岩・本浦へ向かいます

とても整備されたハイキングコースが続いています

ベンチの置かれた休憩所が見えたら、右方向へ寄り道をします

縦走後半のハイライト 展望の天狗岩に着きました

眼下には美しい展望が広がっています

天狗岩から眺める展望(動画)→  

 縦走のもう一つの選択としては、先に展望の天狗岩を眺めた後、232mピークまで引き返し、摺鉢山へ。そのまま整備されたハイキングコースを辿り、瀬戸へ至るコースもお勧めです。なお、摺鉢山への案内はHPの摺鉢山登山を参考にされると良いですよ。

 

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笠戸島縦走(3) 白浜駐車場~白浜山~232mピーク 山口県下松市

2010年02月02日 | やまある記速報

白浜山手前の展望岩から眺める風景

 白浜海水浴場駐車場から「スカイ3号ハイキングコース」の案内に従い、山道に入ります。なお、ここから本浦へ4.6kmと案内されています。

 坂を登ると間もなく展望の良い岩に着きます。眼下には先程まで居た駐車場が見えており、瀬戸内海の展望が美しく広がっています。

白浜山手前の展望岩より眼下に広がる風景

(動画)→  

白浜山の手前からは砲台山・高壺山を眺めることができました

白浜山の山頂に到着 また一つ三角点を踏むことができました

白浜山を出発し、大きな岩を眺めながら坂を下ります

電柱のあるT字路に着いたら左折します

すぐにスカイ2号の案内が立っています

232mピーク

  スカイ2号の案内に従い、擬木で整備されたハイキングコースを登ると、やがて232mピークへ到着します。このピークの分岐を左に向かえば摺鉢山へ、右へ向かえば天狗岩を経由して本浦へ行くことができます。

 

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笠戸島縦走(2) 江の浦貯水池~白浜海水浴場駐車場 山口県下松市

2010年02月01日 | やまある記速報

 白浜海水浴場駐車場からの展望

  笠戸島の縦走を続けています。江の浦貯水池を出発し、少し進むと右への分岐を見つけることができます。

右への分岐へ向かいます

 分岐に入り、少し進むと、左に新笠戸ドックの社員寮を過ごします。

新笠戸ドック社員寮

縦走路は整備されており、とても広く明るい

やがて第29番と30番の石仏を過ごします

岩が目立ち始めると99mピークへ到着

99mピークからは素晴らしい展望が広がっています 

坂を下れば白浜海水浴場の駐車場に着きます

 駐車場の端には インドネシア船乗組員22人遭難慰霊碑があります

 「平成16年9月7日上陸した台風18号により、インドネシア船籍貨物船トリ・アルディアント号(6,350トン)がこの海上で遭難座礁し、インドネシア人乗組員22名の尊い命が失われた。この不幸な出来事が二度と起きないよう、ここ笠戸島から世界へ広がる七つの海がいつまでも穏やかで、平和であり続けるよう祈念して遭難慰霊碑が建てられた」と説明してあります。

 慰霊碑には「潮騒の岬 常しえに 穏やかなれ」と刻まれています。

 

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