ほーしざきの散歩道

ゆっくり歩きの散歩道、山口県を中心とした中国地方の名所旧跡巡りを紹介しています。

鹿児島旅行

2008年02月06日 | 散歩道

富屋食堂(ホタル館)

 有志一同と鹿児島旅行に出かけました。山口県から約6時間を掛けて鹿児島県に到着、最初に所に観光したのは有名な桜島です。残念ながら小雨の降る天気でしたが、東側から美しい桜島を眺める事が出来ました。

東側から眺める桜島

 昼食後にフェリーにて鹿児島市に渡り、薩摩の小京都「知覧の武家屋敷庭園」を観光しました。私以外は造園に携わる方なので、皆さん美しい庭園に見入っていました。

知覧の武家屋敷庭園

 知覧に来れば必ず訪れるのが「知覧特攻平和会館」です。大東亜戦争末期の沖縄決戦で、飛行機もろとも敵艦に体当たりした陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品等の資料が展示してありました。館内をたっぷり時間を掛けて見学しました。

特攻像「とこしえに」と特攻機

 宿泊場所は当然ながら8年前に長期滞在をしていた、特攻おばさん(鳥濱トメさん)の宿「富屋旅館」です。長旅の疲れも何のその、夜遅くまで8年前の大造園作業の思い出に花が咲きました。

 富屋旅館

富屋旅館の朝食 中央には目刺し

 富屋旅館での朝食はとても美味しく、ご飯のお代わりまで頂きました。朝食後には三代目の女将さんより「鳥濱トメさん」のお話を聞かせて頂きました。
 昨年映画化された「俺は、君のためにこそ死ににいく」の制作総指揮をされ、現在東京都知事の石原氏も以前、この冨屋旅館を訪問されたこと。その際の食事はトメさんの手作りのおむすびと本日の朝食で頂いた、目刺しだったこと。箸が無いことに対するお付きの人との会話など、現代に通じるトメさんのお気持ちをうかがい知ることができました。

富屋旅館で記念写真

 最後に冨屋旅館の玄関にて全員で記念撮影をした後、知覧を出発しました。知覧から峠を越えて鹿児島市に入ると、正面には美しい桜島が広がり、山の周囲には雲が流れていました。丁度少し前に桜島が噴火しており、雲に見えたのは噴煙でした。
 峠を下りて行き、最近では阪神の金本選手・新井選手が修行したことで有名な最福寺に到着しました。本日は節分祭が盛大に開催され、沢山の参拝者で会場はにぎやかでした。

最福寺大弁財天前の庭園

 弁財天

 今回の鹿児島旅行最大の目的は、8年前に作った最福寺弁財天前の大庭園を眺めることでした。本堂に参拝し、庭師さん達と一緒に庭園に到着しました。庭園に植えた樹木はしっかりと根ざしており、一同安心すると同時に、造園作業中の苦労話に花が咲きました。
 庭園の横には当時作業に携わった方々の石碑が建てられていました。既に故人となられた方もおられ、一人一人の名前を眺めながら、時の経つのも忘れて思い出話が続きました。

 8年前に作った庭園

 ←庭園を眺めながら談笑中

 節分祭に参加した後で最福寺を出発、たくさんのお土産を買い込んで思い出の鹿児島を出発しました。帰りの車中では「俺は、君のためにこそ死ににいく」のDVDを鑑賞、最後まで鹿児島づくしの旅でした。

 

 噴火後の桜島

コメント (6)
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