気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

亀蔵棗(きぞうなつめ)を

2015-07-13 00:29:13 | しつらえ
七夕月にちなみ、天の川に思いを・・・
 
亀蔵棗(きぞうなつめ)、写し、山中塗り
赤漆と青漆で、蓋甲には五黄を意匠化し、
側面に一白、二黒、三碧、四緑、六白、 七赤、八白、九紫
それぞれ点で星の数を書き入れております。

亀蔵棗は十三世円能斎鉄中(1872~1925)の好みとされ、
本歌は中棗、一閑張の飛来一閑作で、
一燈居士百五十年忌記念として五十個作られているそうです。
円能斎は何故これを好んだのでしょうね。
調べてみると、あの角倉了以のお名前も挙がってきます。

円能斎は明治に入り衰退気味だった茶道を、
禁否だった点前教本を著すことにより、
女学校や一般庶民の手が届く近しいものにされ、
また家元や内弟子の稽古を受けられるよう、
門戸も押し広げられたそうです。


観世水(かんぜすい)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿