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南天の花で

2017-06-13 10:26:47 | 季節の花々
水無月になり咲きだした南側の白南天、
南天の花の白さのめでたけれ
           高野素十
『南天』は「難転」に通じるとされ縁起物で、
床柱にも使われますが、現在は多くはイイギリなどの別種、
古くは金閣寺の夕佳亭の床柱に使用されたとの伝承があり
明治の再建では、床柱や板床に細く曲がりくねった南天が
使われております。

我が家は、「南天のど飴」を。フフフ
この南天は、蜘蛛の巣まで利用しておりますね。
余り目立ちませんが、よく見ると黄色い雄しべと
白色の花びらのコントラストが・・・


梅雨に入り、葉の上に残る水滴も・・・
  
雨の翌日には薄雪の如く白色の花が地にこぼれて落ち、
一面に・・・一瞬の出会いでした。
梅花空木のこぼれ落ちた薄い花びらと同じ風情に。
(写真があればよかったのですが・・・)
『南天の花こぼれ落つ雪のよう』
            愚句
奈良では開花時期は6月~7月頃なので、梅雨の季節の花にも
なりますね。
よく見ると、小さな蕾が開くと、花びらは反り返り、
黄色い雄しべが前の方に出て、受粉を誘っているのかも。
そして花びらが落ちると、額の茶色も印象的です。

『南天の花』は、ニッポニカ日本大百科全書によると、
”茎の先に大形の円錐花序をつくり、多数の白色花を開く。
 萼片、花弁とも3枚ずつ輪生し、萼片は多数、花弁は6枚で
 光沢がある。雄しべは6本、葯は縦に裂ける。雌しべは1本、
 子房は1室で2、3個の胚珠がある。”と

正岡子規も詠んでおられます。
南天の実になる花と思はれず』 

でも北側の南天(赤)は蕾の状態で、

楽しみですね。

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