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昼顔も萎れ真昼の蝉はお休み中なのに

2016-08-04 14:50:03 | 季節の花々
今日は関西が日本で一番暑いとTVが告げており、
ここ奈良も昨日同様に最高気温は35℃になります。
家の床の朝顔の香合をしつらえておりますが、
暑さにめげずに咲いております・・・・

昨日のことですが、こんな暑さでは家に居りたいのですが、
外せない用事で、シブシブ出かけることになり、
10時頃汗を拭き拭き急ぎ足で駅まで向かう途中、
公園では、強い日差しを浴びて昼顔が咲いておりました。
ゆき疲る駅の昼顏生の緒のあまれるかたへまた急ぐべし
              山中智恵子『紡錘』より
7/18一輪咲き始め
漏斗状の清楚な淡紅色の花が、昼開いて午後萎み
昼顔』の別名は「旋花」「鼓子花」と(茶道大辞典より)
あれっ『蓉花(かほばな)』という別名が万葉集に
あったはずなのに?・・・思い出せません
調べてみると、万葉集では、この「容花」以外に、
「貌花(かほばな)」や「可保波奈(かほばな)」などとして詠われ
いろんな説が唱えられております。
 ①単に「美しい花」説。
 ②カキツバタ説。
 ③オモダカ説。
 ④ムクゲ説。
 ⑤アサガオ説。
 ⑥ヒルガオ説・・・有力な説だそうです。
これから分かることは、特定の花を指しているわけではなく、
美しくて漏斗状の花の形を美人の顔に例えたものなのでしょうか。
有力な説として万葉集の巻八(281)に大伴家持を示します。
高圓之 野邊乃容花 面影尓 所見乍妹者 忘不勝裳
「高円(たかまど)の 野邊(のべ)の容花(かほばな)
 面影(おもかげ)に 見えつつ妹(いも)は 忘れかねつも」
”高円の野辺の容花のような、あなたの面影が忘れられないの”と  
さて、野辺に咲く「かほばな」の正体は、何でしょうか、 
皆さんは、どう思われますか?

正午前には、用事を済ませ、照りかえる帰り道、
あまりの暑さにでしょうか、もう萎み始めております。
 
でも公園の林の中に入ると、
日陰で風が通り抜け、やや涼しく感じます。
あれほどやかましかった蝉しぐれも、ぴたっと止んでおり、
一本の桜の木には、こんなにもたくさんのアブラゼミが、
気持ち悪いほどですね。
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私も、夏の暑い昼間はエアコンの効いた部屋で、
蝉のようにお昼寝をしたいものです。

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