気軽に茶道をしてます。

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お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

主菓子は栗きんとんの渋皮煮餡で

2015-10-27 00:21:02 | 主菓子とお干菓子
主菓子は、栗の実を餡にしたいわゆる「栗きんとん」と
栗の渋皮煮を餡にしてお出ししました。

変わり種の『栗きんとん』ですが、
お越し頂いた方々から”おいしい”と言っていただけ、
名前は、何にしましょうか?と
お聞きしましたが、・・・
いろいろ考えあぐねて、『くり』を少し調べてみました。
『栗』という漢字とは、西と木から成り立っており、
①秋の西日に当たって実を大きくするので、
「西」+「木」と書いて「栗」と読むようになった
②奥の細道には
 ”栗という文字は西の木と書て、 西方浄土に便あり”
 西方浄土を表しているおいう見方
③実が落ちて木の上にいがが残っている様を表しているとも 
④「くり」は古語で黒という意味があり、
 樹皮が黒みがかっていることから命名された
象形文字の成り立ちが一番興味深いかもしれません。
栗の木の果実は球状を呈し、
上面は長いとげが密生を表していますね。
  

⑤と④の合わせ技、『栗くりきんとん』ということで。

お干菓子は、
三者三様、秋を感じさせるいい色味をしておりますね。
 ・栗納豆(後述)
 ・モミジは御影の「虎屋吉末」
 ・抹茶あられで「ぽりぽり」京丹波口『きたお』
(餅米のあられに宇治抹茶と黒豆きな粉をまぶして)


なお栗納豆は祇園四条『十六五(とうろくごう)』
  
包み紙に、おいしいですよとかいてあります。
『生涯楽在舌上』
本当に人生の楽しみは舌の上にありますよね。 

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