気軽に茶道をしてます。

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「∴」この記号は? 

2017-08-10 21:08:00 | 日記
今日の奈良の最高気温は35.0℃と猛暑日になり、
右側の若草山(三笠山)から春日山原始林前の御蓋山の
上に入道雲が・・・暑そうな雰囲気。

右の高円山では15日に奈良大文字送り火が、
芝を置く場所は、きれいに刈り取られておりますね。
高円山
奈良の地図
「火」といえば、今日聞いてきた奈良大学文化講座
「歴史を語る山」明日の山の日に因み、8日からの3回の
連続講座で、今日は堀 信行先生「大和三山考」でした。
 この記号なんだかわかりますか?
「史跡・名勝・天然記念物」の記号でWeblio辞書によれば
文化財保護法できめられている場所や地域をあらわします。

先生によれば、明治時代に欧米の制度を取り入れたとされ
先生の考えは、古代より「火」をつける竈の原初形態で、
伊勢神宮の外宮の「三つ石」も・・・
火の祭典お水取りの東大寺二月堂の三つ巴紋でした・・・
仏教のサンスクリット語を中国では梵語で∴は伊⇒根を表し
あの五輪塔も上から空・風・(三角形)・水・地とされます。
宇宙軸で藤原京に当てはめ考えると、大和三山の北にある
「耳成山」は政治的精神軸の南北軸になり、
北極星から耳成山を経由して
大極殿の天皇の元に為政者として霊力を頂き、
天応は必ず、南に向いて座られります(君子南面す)。
さらに南に造られた天武持統天皇陵は「聖ライン」として
有名ですが、死後も藤原宮を見守る配置となるとのこと。

大和三山は「天の香久山」「畝傍山」「耳成山」でしたね。
万葉集で中大兄皇子は
香具山は 畝傍ををしと 耳梨と・・・と詠まれており、
妻をどちらにするかで、争っているのですが?
天の香久山
「天」がつく香具山は高天原と繋がっており、
天と地を結ぶお山で、天皇と深い関係が伺われます。
万葉集巻1、257に
『天降りつく天の香久山・・・』
 
南北があれば東西軸も考えられ、お山としては
三角の底辺として「天の香久山」と「畝傍山」で、
日の沈む方角に畝傍山(畝山)があり
アマテラスにつながる宗教的精神軸とも考えられますと。
そのアマテラスは伊勢神宮とも関連がありますね。
伊勢神宮の西には最古の神社とされる「三輪大社」が、
三輪のお山(カムナビ)の上に上る太陽、日の出に対し
二上山の雄岳と雌岳の間(磐座)に沈む太陽、日の入り
さらに西には住吉大社があり、・・・
と考えれば、もう一つの東西軸(宗教的精神軸)になり、
三輪の麓の纏向遺跡、卑弥呼(日見古)にまで話が
及ぶと・・・もうだめで、頭が混乱します。

地理学的な考古学も面白いですね。疲れました。

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