気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「丿貫(へちかん)」って

2017-04-23 15:00:55 | お稽古
昨日の昼からの自宅稽古、
小庭の白西王母椿、もう終わってしまったはずが、
こんな季節に一輪だけ咲きだし、やや傷んでおりますが
名残で、満天星躑躅と一緒に、一重竹花入れに活けます。
始めは床に、置き花入れではなぜかしっくりきません。

やはり床柱の花釘に掛花入れに、どうでしょう。
 
ところが、手違いでキャンセルに・・・
(異国の話が聞けたのに、残念)
炭も熾し釜も掛けており、作った菓子も、どうしましょう。
ピンポーン、次男坊のお嫁さんが子供を連れにやってきて、
空き時間があるとのことで、これとばかり問いかけます
”お菓子があるから、子供と一緒にお稽古しませんか”と
子供は一つ返事で”する、する”、上手くいきました。
孫は喜んでくれ、時間はあっという間、帰ってしまいます。
何か物足りない感じが・・・
この頂けた残り時間で、月末の茶飯釜の茶事のおさらいに。
一合ご飯の炊ける確認はOK、でも本番の三合のお米だと、

どれ位で炊きあがるか、そして手順の確認も含め、
ちゃんとお出しできるかも、やってみなくてはね。

あるお稽古でご一緒させていただいている方とのお話で
茶飯釜に関してのアドバイスを頂いておりました。
”茶飯釜を二つ用意しているのですよ”
この意味がよーく解かりました。洗うのに手間が、
でも釜が二つは、良く考えなくては・・・

茶話指月集のなかに手取釜の話、美味しんぼでも登場する
丿貫(へちかん)の狂歌に
手どりめよ おのれハ 口がさしでたぞ 
    噌水(みそうず)たくと 人にかたるな

飯を炊く釜も茶の湯をする釜も一つだけ、
(粟田口善法や一路庵禅海にも出典があるそうです)
これも変人とされる丿貫の侘びの形になるのでしょう。

片付けをしておりますと、あの椿の花がぼとっと畳に。
お道具が増えるのも困り者・・・相方の目が怖い???
人生には限りが・・・・・。

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