気軽に茶道をしてます。

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お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

拓本の飛天さんは額に収まり里帰り

2016-08-02 17:09:18 | しつらえ
朝からの蝉の合唱で起こされ、今日もきっと暑くなります。
お昼からのお稽古の準備に小庭に入ると、蜜柑の木の廻りを
キアゲハが舞っており、あわててカメラを
なかなか一所に停まってくれません。
 
やっと撮れたのは、パセリの終わりかけの花房にて。

もう一つ舞っているもの、玄関にあります。
先日の元上司から頂いたもので、「飛天の拓本」です。
「天女」はシルクロードの敦煌石窟にたくさん描かれ、これは
彩雲に乗り、長いリボンをつけ金冠と宝石で飾りつけた姿で、
足をあげて、ステップを踏み舞い踊る「舞天」と、
琵琶を反対に持って背負って弾いている
有名な「反弾琵琶天女」を現しております。
 
実は、1988年に開かれた「奈良シルクロード博覧会」で
買い求めた敦煌石窟の「飛天の拓本」を、
趣味にされている拓本だったので、何気なく
お贈りした一枚の拓本でした。メールで、
それを額に仕立てたので、もらってくれないかと。
恐縮するばかりで、本当にありがとうございます。
お会いした元上司、傘寿を越えられても増々お元気、
でも元気な間に、整理整頓なのでしょうか?
嫌な言葉なのですが、『終活』を始められたのでしょう。
私もこういう風に年を重ねたいものとの思いを強くしました。

あんな紙切れが、りっぱになり戻ってきました。
この天女一見すると、芸術の神様「弁財天」や「伎芸天」と
類似性があるようですが・・・あくまで天女だそうで
また薬師寺東塔の水煙の天女にも似ていませんか
 

早速、玄関に飾らせていただき、
いつもとは違う雰囲気で、皆様をお待ちしております。

すみません、8/4加筆訂正しております。

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