気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

心の鬼、福の神は

2017-02-04 12:22:55 | 日記
今日は立春、
奈良は氷点下のきりっと引き締まった晴れた朝、
若草山は春霞なのでしょうか?よく見えませんが、
実は先日の山焼きで焼け残り、まだら模様なんですよ。

今朝のラジオ番組「上野誠の万葉歌ごよみ」のなかで、
鬼について、民俗学者「折口信夫」のお名前が。
六時前で、ウトウトとして定かではなく、気になり
ラジコにあるタイムフリーの機能で再生して聴いてみると、
(便利な世の中になりましたね)
奈良・吉野、修験道の本山「蔵王堂」の節分会では、
「鬼も内、福も内」と言うそうで、”鬼さんも大変でしょう
内へ来なさいよ、悪くても更正させますよ”から始まり
実は春の鬼は、春の神の形態となり、心の鬼も福の神も
心の内側におられ、子供等へ諭す教訓とされているのでは?
折口信夫先生の話はさわりだけ、でも興味を持たれた方は
鬼の話」、「鬼を追い払う夜」を参照に。

節分を過ぎ春になりましたので、万葉集の代表的な春の歌は
二月二日に大伴家持が詠まれた万葉集19-4238
『君が行ゆき もし久にあらば 梅柳
     誰とともにか わがかづらかむ』
奈良ではもう梅が咲いておりますが、
故郷越中富山の梅は、咲きだしたとのこと、
柳は中国では別れに旅の安全を祈るとされており、
この柳も三月頃には芽吹きだすのですね。

そうでした鬼の話をしておりましたね。
昨夕、大阪松竹座『連獅子』終幕後に鬼を拝見しました。
松也さんの親獅子の精、右近さんの仔獅子の精と、
ほか六人さんは紋付姿で舞台に登場していただけました。
「鬼は外!」「福は内!」の声も賑やかに豆まきに、
嬉しい気配りですね。客席も賑やかになりますね。
 松竹座HPより
そうでしたもう一つ気配りが、
当日だけ、大阪松竹座特製の福豆と井村屋招福羊羹を
配られており、有難いことです。

本当に楽しい夕べになりました。
 
準備していなかった豆も手に入り、
恵方巻き(巻きずし)はどうしましょう。
やはり、デパートは人・人・人で大混乱、断念し、
帰りの近所のスーパーで3割引きになった巻きずしを。
相方の北北西に向き、頬張った後ろ姿をみると・・・
よそ見や言葉は禁止!です。私も頂きます。
食べ終わった後も、互いに笑いをこらえておりました。
豆まきはどうしましょう?
豆をうつ声のうちなる笑ひかな
           宝井其角

最新の画像もっと見る

コメントを投稿