気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

『且座之式』をしますよ

2019-03-10 20:06:39 | お稽古
今朝は―0.3℃と冷え込むも、春の陽の光の強さで暖かくなり16℃まで上昇、
この暖かさにつられて、久しぶりにやって来た末孫?を連れてお散歩。
保育園の「カンザキアヤメ」等の樹木の下でうごめくモノが。
 

見つけたのは3歳の孫、『カナヘビ』で、お互いにらめっこ状態で微笑ましい。
写真を撮ろうとすると・・・危険を感じたのかどこかへ。
 大人は参加できない。子供の心が必要なのですね。


今日9日までは初候 蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)
カナヘビさんに出会い、間に合いました。
そして近所の桃の木もつぼみが膨らみもう咲きそうで・・・
明日10日からの次候 桃始笑(ももはじめてわらう)に。

さて72候の2週間先、春分、初候『雀始巣(すずめはじめてすくう)』3月24日からに
この日は、自宅のお稽古場で『且座之式』をします。
そこで、皆さんにも少々知識を持っていただきたいと思います。
2016年にも「且座(しゃざ)之式」に付け加える形で書いてみました。

且座之式』とは簡単に言いますと
 八畳で行い、正客、次客、三客、東、半東の五人を決めます。
 次客が花を入れ、三客が炭を置き、正客が香を焚き、
 東が4人に濃茶を、半東が東に薄茶を点てます。

且座之式「且座」は、臨済禄の「且座喫茶」からとられたもので
七事式中で唯一、式の名称に禅語が引用されています。
無学宗衍和尚がこの式に『是法住法位(これほうは ほういにじゅうす)』
と偈頌をつけられているように主客それぞれ役割を決め替わる事はありません。
各々が定められた本分を果たすことで、他人の領域に立ち入らず、
自分のおかれた役職を天職と心得て全うせよという示唆が含まれております。