気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

卯杖と紙立を

2019-01-19 13:49:07 | お稽古
今日は大学入試センター試験の一日目、ほぼ全国的に穏やかな天気らしく、一安心。

昨日は、茶の湯の書の講座で「神事の飾り物」二種を教えて頂きました。
一つは「卯杖・うずえ」日本書紀にも記され宮中で正月の上卯の日から節分までの間、
邪気を払うため部屋(柱)に吊るされていたのが、平安以降一般の正月飾りとして
床の間に掛けられるようになったと。
梅、桃、ぼけなどの陽木に装飾を施したもので゙有名なのは、1月6日の上賀茂神社の
「初卯日」、日陰蔓(ヒカゲノカズラ)卯杖が飾られるそうです。
日陰蔓でお正月飾りの「懸蓬莱」を飾りませんか?。
邪気を祓う杖が「おまじない」としてお祝いの杖になり、
初釜の寄付待合で飾られるところも
作ったのは小さいものですが・・・

もう一つは「紙立・こうだて」、菅原道真公の祥月命日2月25日に北野天満宮
900年続く祭典「梅花祭と梅花祭野点大茶湯」の神饌の一つで、高さ12㎝の和紙の
紙筒の中に玄米を入れ、上に境内の紅白の梅の小枝が挿され、その数は白梅は42本、
紅梅は33本と厄年にちなみます。
紙筒の中の玄米は「厄除け玄米」として参詣者に授与されるそうです。
 北野天満宮HPより
神官の頭に挿されているのはナノハナでしょうか?。
紅白の梅の枝と菜の花をいただいたのですが、紙立を造るまで玄関で。


なお「梅花祭野点大茶湯」は豊臣秀吉公が北野大茶湯を催した故事にちなみ、
道真公の薨去後1050年の大萬燈祭にあたる昭和27年から始まった行事です。