大会録

ホノマラの人々の大会の感想など

第3回スパトレイル〔四万to草津〕2016 (はまちゃん)

2016-07-04 19:29:26 | スパトレイル
第3回スパトレイル〔四万to草津〕2016
SPATRAIL〔Shima to Kusatsu〕2016

5年の濵田です。スパトレイル走ってきました
これは群馬の四万温泉から草津温泉まで野反湖を一周しつつトレイルで結ぶ、というコンセプトの大会です。
http://www.spatrail-shima-kusatsu.jp/index.html

昼間だけで終わり、かつ70キロ超の大会に出てみたかったのと、熊野古道と同じく鏑木さんが関わっている大会であること、
死ぬまでに走りたいマラソン大会、みたいな特集にも出てたこと、等から出場を決めました。
メンバーは原さんと二人。

備忘録も兼ねていて長いので適当に読み飛ばすといいと思います。

長くなるので、前日の宿、持ち物、自分の脚つり対策、の3点に関しては割愛します。
大会まで1〜2か月のトレーニングは、研究に疲れたら本郷付近を適当に走ることが多かった。頻度は週2〜4くらい。
適宜三四郎池での階段や石が多い場所で走る練習、工学部14号館を12階まで一段飛ばしダッシュを何本かも取り入れてみて、
自分自身最長距離のトレイルに備えた。軽く高尾山にも2回ほど行った。
長めの距離だと、一度大学から家まで50キロ強走ってみたのと、野辺山での42キロでの戦略的撤退。





①スタート~スタート地点
0:03:26 (区間 0:03:26)
[総合867位/出場者981人]

四万温泉を朝5:00スタート。夏なので既に十分明るい。四万温泉はそれほど地名度は高くないが古くからある山の中の名温泉街、といった感じ。山あいということもあり広いスペースはなくスタートゲートはかなり狭目。
参加人数は約1000人、とトレイルとしては中規模くらいの大会だということもあり、列としてはかなり縦に長くなる感じ。

本当はもうちょっと前でスタートしようとは思っていたのだが、なんと高校のテニス部の先輩にスタート前に遭遇!久しぶりに会う先輩との会話も弾み、2人で写真もとってもらったりして気づいたらかなり後ろの方のスタートだった(^^;


高校時代の先輩と。

しかし事前説明で序盤でも渋滞は発生しない、と言われてたので焦らずスタート。まちの人の声援や鏑木さん、松本さんのエールに応えながら進む。
スタートまで3分以上かかったにも関わらず、ほぼノーストレスでスタートできた。

②スタート地点out~給水所in(町道万沢線峠)
<11.3km>
1:27:43 (区間 1:24:17)
[総合 326位(+541位)]

だらだらした上りが続くゾーン。
基本走れるが、先も長いのでたまに歩きも交えつつ進む。
トレイルらしいえぐい登りはない。人によっては飽きる 笑

③給水所in~out
1:28:44(区間 0:01:01)

給水所がある、ってことは給水しとけ、っていう鏑木さんのメッセージだと受け取り、大丈夫そうではあったが水を1リットル程補給。暑さについて補給してくれた人と話をしつつ1分ほどで出発


④給水所out~第1エイド(野尻湖パークランド和光原)in
<21.9km(区間10.6km) >
2:31:24(区間 1:02:40)
[総合 274位(+52位)]

快適に降れるくだりだけど、とにかく脚を使わないことを意識。まだ先は長い。5~10人くらい抜かして1人抜かされるイメージ。速い人についていきたくなるけど抑える。

⑤第1エイドin~out
2:34:40(区間 0:03:17)

地元のパンやさんが出してるパンなどを食べる。
スポドリも結構なくなってたので給水。先も長いので座ったりはせずにエイドを後にする。


⑥第1エイドout~第2エイド(野反湖ビジターセンター)in
<34.6km (区間12.7km)標高1520m>
4:27:55(区間 )
[総合順位 175位(+99位)]
コースの中で一番トレイルの上りの多い区間。比較的元気だったので、ちょうどよいペースで周りを抜かしてくれる人がいたので追跡したおかげで抜かしやすくてよかった。(上り序盤)
途中で前の人が疲れてだれてきたので抜かして中盤も歩きと走りを混ぜつつ抜かしていく。
あとから考えると上り中盤で若干とばしすぎた、というか無理に前の人抜かそうとしすぎた感はある。
上り後半は止まることはないけどみんな疲労で歩くので若干つまり気味。道幅も狭かったので無理に抜かしはせず、自分も疲労とる意味も兼ねて基本歩き。
1550mに到達すると野反湖の絶景。



梅雨でこんなに晴れてるのは本当に運がいい。
湖からの涼しい風と、太陽に照らされたあっつい風がランダムに吹いて不思議な感じ。

自分は上り中盤で無理しすぎたこともあり、このあたりで脚つり気味。
エアサロしつつ、漢方飲みつつ、写真撮るという言い訳で歩きもいれつつ走る。走りもかなりゆっくり目。
平坦で走りやすいだけに順位をあげたい区間ではあったが、まだ先も長いので疲労回復を最優先にして進む。
3人抜かして3人抜かされる、くらいの感じ。
全区間の中で一番、もっと走れればよかったなあという箇所になった。
でもこんな感じで本当に気持ちい所だった。


⑦第2エイドin~out
4:36:20(区間 0:08:25)
[総合167位(+5位)]

第2エイドの野反湖ビジターセンターは、KtoK(六合(くに)から草津温泉まで)38Kのスタートで、賑わってていい感じのエイド。



ちょうど自分たちがスタートしてから5時間後にスタートしてくるので、それよりは前にスタートしたいな、と思っていた。
すいてたので、自分としては珍しくトイレに入る。
ここでもアクエリを1リットルほどいれもらう。
コーラ。バナナ。オレンジ。舞茸うどん。
を座って食べてゆっくり休憩して、身体を充電した。
エアサロ等も少し使った気がする。
8分以上滞在したのに順位が上がったのはちょっと意外。
みんなゆっくり休憩したエイドだったみたい。

⑧第2エイドout~第3エイド(根広ねぶとみの里)in
<47.2km(区間12.6km)>
6:03:37(区間 1:27:17)
[総合144位(+23位) ]
出て2キロくらいするとエネルギー補給されたか、脚の疲労もとれてきたか、結構元気になってきた。
24分後に出発する38Kの部に出る人にいつ抜かされるか楽しみにしながら進んだ。

ちょうどもとのビジターセンターまで戻ってきて、1周し終わった。
そこでの計測もあり、5:10:57[152位(+5位)]
という状況。快調。

そこからはコース最高地点に向けて、のぼりの追い越し禁止の区間。だいたいみんな歩くので順位は変わらない。頑張る箇所ではないので歩く。
最高地点に着いて図々しくも写真とってもらう。




その後は少々テクニカルなくだりが一瞬だけありつつも、だいたいはくだりやすい楽しいくだり。
気分よく楽しく進む。
まさにトレイルの醍醐味が味わえる区間。
まだ先があるから無茶はできないが、後半なので前半ほどは気を使わずに楽しく降る。
44〜45K地点のくだりで38Kのトップの人に抜かれた、当たり前だけど速かった。


⑨第3エイドin〜out
6:12:35(区間 0:08:58)

暑かったのでゆっくり休んだ。足の疲れもあったので足湯に入ろうか迷ったけど、誰も入ってなかったのでスルー。
エネルギー切れも若干心配されたので、バナナ半分x3、地元の舞茸汁、などたくさん食べて休む。
とにかく暑くて頭から水をかぶってスタート。
感覚的には他の人より長く休んだ気もするけど、実際のところは平均くらいの休憩時間だと思われる。

⑩第3エイドout〜特設関門(世立八滝入口)
<56.7km(区間9.5km)>
7:31:36(区間 1:19:01)
[総合115位(+29位)]

きついトレイル登り等もあったけど、そんなに長くは続かない、という区間。
長く続かないので登りで疲れた筋肉をくだりで休めたり、その逆ができたりするのが良い。

51〜52Kではロードの登りをしっかり走り切れたのが良かった。
KtoK女子1位の後をつけてロードの登りでも走ることを意識した。
さすがに速すぎたのでずっとはついていかなかったが、いいペース作りになった

ここでまさかの原さんとすれ違い!
52キロあたりと58キロあたりで1キロ弱の区間だけすれちがう区間があってそこで。
70キロ以上もある中で、まさかすれ違わないだろうなーと思ってたのでテンション上がった。
700段の階段にやられてやはり疲れていたようで、某原のような首の傾きをしていた。



鏑木さんから「いっぱしのトレイルランナー」と言われるサブ9に向けて頑張って、とエールを送りつつ別れた

⑪特設関門〜第4エイド(ふるさと活性化センター)in
<58.7km(区間2.0km)>
7:57:02(区間 0:25:26)
[総合108位(+7位)]
世立八滝という滝を間近に見ながら、700段の有名な階段。
(※後から調べたらもっとあるっぽい。1500だとか。)
まあ走れない。
歩くのもきつい。
手すりを頼りにして、足で進むより手と足両方で進む感じのところや、はしごの部分も。



非常にきつかったが、ラボの建物(13階建て)で階段練習したりしたおかげで、他の人よりは相対的に楽に階段登れた気がする。
参考タイムとして、滝昇りきってロードに出たのが7:51:10(特設関門からの時間は0:19:34)との記録。

階段登りきった後はフラフラで確かにつらく、原さんの首が傾くのも納得。
救いはエイドまで1キロしかなく、ロードのゆるやかな下りだということか。
第4エイド直前で水かぶれるところあったので水かぶる。

⑫第4エイドin〜out
8:02:01(区間0:04:59)

ちんすこう、みたいなの食べたりバナナ食べたり。
大きなエアサロあったので貸してもらって念入りに座ってケア。
感覚としては5分以上いた感じもしたが、第2、3エイドみたいに汁物がなかったのでその分3分ほど短い。

ここをスタートする時に、まだ身体が元気だったので、追い込めばサブ10行けるかもしれない、と思い始める。
ちなみに事前に用意したサブ11想定ではここから2時間15分。サブ9の人が1時間55分とかで走っている感じ。
結構辛い設定だけど、行けるところまで行こうと決める。ここから登りが多い中で、今までと同じペース(約8分/km)を維持できればいけるといった概算だった。

⑬第4エイドout〜第5エイド(田代原ザゼンソウ公園)in
<64.5km(区間5.8km)>
8:50:21(区間0:48:20)
[総合93位(+15位)]

62キロのトレイル前のコンクリートの坂。ご高齢の方と「普段からこんなキツい坂本当に使ってるんですか?」「ああ、毎日使うよ!」みたいなやりとりをする。こういうやりとりがあるのもトレイルの魅力。
62キロ付近のトレイルは短いながらも結構つらく、一瞬22分/kmとか時計に表示されるので、萎える。

⑭第5エイドin〜out
8:50:58(区間0:00:37)
[総合89位(+4位)]

後半にエイド間隔が短いのがランナー目線でとても良い。
第5エイドについた時点でサブ11想定だとゴールまで72分だったこともあり、泣く泣くゆっくり休憩せずに行くことに。
バナナだけ食べて栄養補給してスタート。

⑮第5エイドout〜ゴール(草津温泉スキー場)
<72.7km(区間8.2km)>
9:51:07(区間1:00:09)
[総合85位(+4位)]

最後の追い込み。
コースは相変わらず登り基調。ただ、脚の攣りが一番怖いところだったので、ゆるやかな登りは、急激な下りよりはマシ。脚がつらないように、かつペースできるだけ速く、という戦いだった。
最後72キロだと思ってたら72.7キロだと途中から知り、萎える。
ただ、72キロ地点の鏑木さんからのコメントを見て元気が出る。



最後は、残り0.5キロのロードまできたら、さすがにサブ10を確信した。
原さんもゴール付近で待っててくれて見送られながらゴール。
ゴールのポーズは手で10を作りながらゴール。





ゴール後は草津温泉で疲れた身体を癒す。
ゴール後の温泉最高。
原さんはそのまま東京へ。
自分は月曜午前休みを取っていたので、草津のお寺に民泊でゆったり。朝温泉に入り東京へ帰宅。
最近民泊はまってる。少人数で安くならとても良い。地元の人と交流できたりもするし。
民泊のAirbnbに紹介するとお互い今何千円かキャッシュバックキャッシュバックつくみたいなので、興味がある人は連絡ください(宣伝)


【まとめ】
・ある程度走り込んで、かつ走ってる途中もしっかり気を使って走れば、トレイルでも足を最後ま大きくつらすことなく走れることがわかってよかった。
実力以上にいいタイムがでたと思う。MtSNポイントも127.05ポイント、と自身最高ポイントをget。

・一キロごとの距離表示、分岐点での丁寧な誘導、とコースロストはほぼありえない丁寧な大会運営が印象的。
トップランナー予想時間、ラストランナー予想時間、会場での地図配布、必携品チェック、たくさんのエイド、と丁寧な大会運営が好印象。
さすが鏑木さんと松本大さんプロデュース大会。

・制限時間は厳しめ(完走率72.3%)だが、今までのどんなトレイルよりも「走れる」コース。(自分が出場した21キロ以上の全トレイル大会で)
制限時間からすると、「走らさせる」コースとも言える。
その意味では、ホノマラに所属している、マラソンや100キロロード中心の人にも向いている大会、とも言える。
ただ、まあ距離は短くはないので、所要時間からいっても大体ロードの100キロに参加するイメージ。
走れるトレイル、はある程度しっかり準備していけば本当に楽しい。
来年以降この時期に100キロ出場するか迷ったら、この大会を選択肢に入れるのはありだろう。
100キロ系ランナーにオススメの大会。

・100キロの翌週にもかかわらずサブ9する原さんやっぱり速い。今回のコースが平坦な100キロ相当だと考えるとサブ9はすごい、、、

・やっぱりトレイルは楽しい!



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