ちょボラ日記

ほんのちょっぴりだけど、ボランティアに携わったことを綴っていきます。

知らないこと

2009-10-17 07:25:18 | イベント

結構多いです。

先日ですが、モリコロパークで開催された“あいちワールド・フレンドシップ・フェスタ”に行ってきたときのことです。

各ブースで、各国との交流や活動紹介などがされていたのですが、なかでも“国連地域開発センター”は、なかなか興味深いものでした。

国連というとニューヨークが本部で、活動自体はニュースなどで聞くけれども、身近なものとは思いませんでした。
ですが、このセンターは名古屋に本部があり、すでに設立されて31年経過。
わたしにとっては驚きでした。
活動は名前の通り、発展途上国に対する地域開発の支援をしているのですが、各国にセンターの研修情報を流し、希望した国の役人が日本に訪れて地域開発について学ぶのだそうです。
実は、このセンターの活動についての説明を紙芝居でしてくれたのですが(絶対子ども向けではないような…)、その中で都会とそこから30分離れた場所の写真を比較してみせてくれました。
近代的なビルが立ち並ぶ都会から30分離れた場所では、水道も電気も通っておらず、日本ではとても考えられないほどの格差がありました。
そして、ある国では靴を履いているひとが比較的暮らしの良いひとたちであるということも言っていました。
ですので、こうやって発展途上国から日本に来ると、都会から離れた農村部であろうとも水道電気が通っていること、そして田舎の中学校ではきれいな制服を着た学生がいて、立派な校舎で勉強し、給食があるというのはとても驚きなのだそうです。
こうやって日本に来ていろいろ研修していくわけですが、わたしが一番驚いたのは、ある国の研修に来た役人は情報共有をすることで特権がなくなってしまうので、母国に帰ると研修してきたノウハウを活かそうしないということです。
なんてもったいないのでしょう!!!
ですが、たとえば去年は部長、今年は課長、来年は係長…ということで、みんなが情報共有できるように何年もかけて研修を行っていると聞き、その国の文化や慣習や性格に合わせて、あきらめずに地道に行うことは気が長い話だし、すぐに変化がみれらるわけではないけれども、いつか実を結ぶのではないかと思うし、無駄なことではないと思いました。
案外、劇的な変化があるというのは、危険性を伴い、副作用があるものでしょうからね。

このセンターの他にも、JICA中部のブースで“地球ひろば”を紹介していましたが、国際協力について楽しんで体感できるようなので、是非訪れてみたいものです。


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