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せっかく流山おおたかの森駅まで来たので東武野田線(アーバンパークライン)に乗車して運河駅に向かう。以前から気になっていたのだが、東京近郊の駅に運河駅という名前が付けられたこと自体が謎であった。柏方面へ3つ目、運河駅で下車する。
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駅は最近建て替えられたようでモダンな橋上駅、ゆったりとした造りで東京理科大のキャンパスが近くにある。駅名の運河とは駅そばに流れる利根運河のことをいう。利根運河は利根川と江戸川を結び、柏市・流山市・野田市を結ぶ初の西洋式運河で1890年にローウェンホルスト・ムルデルの指導のもとつくられた。
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駅を降りて運河の方に向かうが、歩行者専用道はそのままふれあい橋というニールセン・ローゼ橋となり、これを渡ると東京理科大キャンパスにつながる。
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橋の手前まで戻り、国道の通る運河橋の手前を渡ると運河の横にでる。少しずつ運河に近づいていくが鴨やサギなど鳥の楽園、やはり日が当たる方に皆集まっている。
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2つの浮沈橋(ドラム缶橋)がかかっていて対岸に渡ることができる。現在は水運に使われているわけではないため川も浅く、ゆっくりと流れている。
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そのまま川岸を上がっていくと利根運河碑もあり、ムンデルの顕彰碑もそばにある。岸から運河を眺めるとゆったりしていて午後晴天の中でお年寄りたちが話に花を咲かせていた。
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それだけしかないのだが、晴れた日には是非ゆっくり写生にでも来たい場所である。