
『海南鶏飯』と書いて『シンガポール チキンライス』と読ませる。水道橋から神保町に向かって歩いていたら吉野家の2階にこの文字を見つけた。普段は西荻窪の『夢飯(ムーハン)』でよく食べるのだが、食べたくなって2階に上がった。

11時45分なので結構広い店内は2人くらいしか先客はいない。この辺りは日大を始め、村田簿記など学校、出版社などが多く、ランチは激戦区で以前は古本屋や研数学館という予備校があったのだが、いつのまにか食堂やレストランが並んでいる。

注文はシンガポールチキンライス(900円)、鶏肉は蒸したものか揚げたものかと聞かれ、揚げた方を選択する。ランチタイムだからなのか、すぐに運ばれてくる。

トレイの上には揚げたチキンとキュウリ・トマトのスライス、3種類のソース(シンガポール風醤油、チリソース、生姜とネギが混ぜたもの)、味のついたライス、スープである。

この店のはライスが茶碗に入っている。このソースとチキン、ライスを組み合わせながら食べる。醤油は濃いめねたまりのような味でまずはチキンに付けてライスに乗せて食べるが、パリパリに揚げてあり食感がいい。チリソースは甘みが少なく、酢がよく効いていて結構辛いがキュウリに付けてライスと頂く。こうして『鶏+醤油+生姜+ライス』『キュウリ+チリソース+ライス』といった色々な組み合わせを楽しみながら食べるのが楽しい。

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スープはキャベツが少し入った黒胡椒が効いたもので合間に食べる。ライスはニンニクとショウガが微かに香るジャスミンのような香りがする。お茶も冷えたジャスミン茶で良くあっている。

そのうちお客さんが入ってくるが8割は女性。カレーやヌードル、ラクスなどメニューも多く、また、チキンライスも蒸し鶏と揚げ鶏が半々にするメニューもある。揚げたチキンだが、ジャスミンのおかげか、さっぱりいただけるのが女性に人気がある所以か。

もう、店ができて12年経っていて、すっかり根をおろしているようだ。ご馳走さまでした。
海南鶏飯 水道橋本店
千代田区神田錦町2ー1ー1
05055714641