今年はブログの中で阪神タイガースの話題がほとんどなかったが、まあ、今の成績からすると取り上げて書くほどのことがなかったとも言える。
5月の先発試合で快投を見せた高橋遥人も2勝止まり、谷川も1勝止まり、まあ最初は見ていられなかった才木が5勝7敗ながら防御率が3.72というのが光るくらい。
中継ぎもマテオ、石崎と期待はずれが多く、配置転換した能見、キレが戻ってきた藤川で何とか持っているくらい。特に勝ち試合と負け試合の差が激しく、途中でダレる試合が多すぎる。
あと1ヶ月少しでペナントレースが終わるのに1番試合を消化している巨人が残試合17に対して阪神は27。しかもこのところまた雨で流れる試合が増えてきた。これは甲子園が野外の球場であるだけでなく、①今年の不安定な天気、②夏の天気が安定している時期が高校野球に甲子園を明け渡している、の2つの条件が重なっている。特に②は今年の夏の高校野球が1日も雨に降られず順延がなかったことからもよくわかる。対策として神宮球場のように昼は六大学、夜はスワローズとすることも物理的にはできるのだろうが、広告看板などを考えると現実的ではない。
9月11日からの予定を見ると試合がないのは18、25日の月曜日のみ、しかも屋根付き球場は28〜30日のナゴヤドームだけ。残りの24試合は野外の球場なのである。広島5、ヤクルト6、巨人3、中日7、DeNA6とバラバラだが、26日からの13連戦(巨人戦1試合が未定のため、25日に入ると20連戦)となってしまう。
ただ、雨を敵とばかり考えるのは早計で8月31日のDeNA戦は4ー1で阪神が負けていたのに3回表の攻撃ができずノーゲーム、9月9日の巨人も2ー0で負けていたのに4回でノーゲームとかなり不利な状態で負けずに済んでいるのである。解説の元阪神監督岡田氏が話していたが、9月は球団との協議で試合進行は決められるが、10月は連盟から色々とあるらしい。まあ、CSは泥田のような甲子園でDeNAと戦い敗れたのはそういう経緯なのかもしれない。
毎年、終盤に問題があると言われてきた阪神ではあるが、ようやく打線が上向いてきており、最後の踏ん張りに期待していきたい。