hokutoのきまぐれ散歩

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京浜東北線

2014-01-17 06:44:13 | 日記

鉄道シリーズ その37。京浜東北線の話。我々は京浜東北線という名前を何気無く使っているが、実はJRにはそういう線はない。その実態は大宮~東京は東北本線、東京~横浜は東海道本線、さらに横浜~磯子~大船は根岸線を合わせたものである。

ではその歴史というと1914年というからちょうど100年前とかなり古い。
当時、東京駅が完成すると同時に京浜線として東海道本線東京駅~高島町駅(横浜駅近くにかつてあった駅)間で電車の運転が始まったのが、その嚆矢。その後、1928年2月に赤羽駅、1932年9月に大宮駅と北に延伸した。当初は『東北京浜線』といっていたが、1956年に今の『京浜東北線』と呼称を変更した。これは山手線と同じレールを田端~田町で使っていたが、これを分離したのと同じタイミングである。

実は、当時はまだ2等車(今のグリーン車)も併結されていた。(1957年に廃止)その後、1964年5月に磯子まで、1970年3月に洋光台まで、そして1973年4月に今の形になった。

ところで京浜東北線は色々と特徴がある。まずは『上り・下りでなく、北行・南行であること。』これは東京駅を中心に上り・下りが決められるが、東京駅を挟んでいるため、北・南で区別しているためである。

『区間運転が多い。』もちろん大宮~大船間の全線の運行も多いが、赤羽、蒲田、東十条、鶴見、東神奈川、桜木町、磯子など主要駅の直前までの運転区間が多いのが特徴である。これは電車区や主要駅のホームの影響もあるのかもしれない。『混雑度・人身事故の数が日本一』これは残念な特色である。信じられないかもしれないが、大森~蒲田間に踏切が残っていて最近人身事故が起きて問題になった。

一方で京浜東北線は総延長が81.2kmもあり、使用編成の数や運転本数も日本一という関東近郊では大動脈であることは間違いない。