放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

鎌倉漫歩景-5

2013年05月23日 00時54分35秒 | あんなこと、こんなこと、やっちゃいました
自分は関東の生まれだが、宮城県に26年もいると身体の造りが東北仕様になってくるらしい。
今自分のの皮膚感覚だと、気温が10度にとどくような日にはダウンジャケットは有り得ない。それが横浜ー鎌倉ではよく見かける
おそらくこのまま仙台にもどっても、ダウンジャケットを着込んでいるひとは鎌倉より少ないだろう。

きっと関東の人は暑さより寒さのほうが苦手なのかもしれない。あくまでも東北の人と比べた場合だが・・・。
・・・ということは、こちらの人たちは東北の人よりも暑さに身体が順応しやすいということか。これからの季節はちょいとうらやましい気もする。

さて、杉本寺を下ってまた金沢街道を八幡宮の方へもどってゆく。
途中の「杉本観音」というバス停から鎌倉バスに乗るつもりだった。

でも寒い。
立ちんぼはツライ。
寒さに比較的つよいはずなのに、日陰でじってしていて風に吹かれているだけだとさすがにシンドイ。
ダウンジャケットを着て歩いている人を見ると、なんだかそれが当たり前のようにも見えてきた。

「しゃあない、歩こうか」
一瞬、沈黙
「歩こうか」子供たちが応じてくれた。

結局この日は、雪ノ下まで戻り、大佛次郎(おさらぎじろう)旧宅カフェでお茶しようとしたけど高くて断念し、そのままアテもなく八幡宮まで来てしま

い、そのまま小町通りまで行き、ピロシキのお店が閉まっていてまた断念し、結局近間のお団子やさんでやっと休憩することができた。

さすがに子供たちもBELAちゃんも無口・・・。
鎌倉って、歩くトコだねぇ。
この時点で午後3時を廻っていた。

ここまできたら、せっかくだから行こうというので向かった先は「鏑木清方記念館」。
近代日本画の巨匠、とりわけ美人画がスゴイ人。大佛次郎と同じく、鎌倉を愛した。
同時代に上村松園という、これまた美人画の大家がいる。どちらも薫りたつような麗人を描く。

大人は目の保養になったが、次男坊はかなり参ってきたようす。
記念館を出たところでビニール袋に吐いてしまった。

今日はココまでだね・・・。
時間は午後5時を過ぎていた。

足も自然とお宿に向かった。

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