goo blog サービス終了のお知らせ 

放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

For good

2009年06月24日 13時27分41秒 | 観劇日記
 はあ、苦労しています。

 ブロードウェイミュージカル「Wicked」で誰もが涙した名曲、「For Good」。
 結局、楽譜は買わずに、耳で音を取っています。
 ときどき「YouTube」で弾いている動画を捜したりして・・・。

 はじめの出だしの音が取れなくて悩んでいました。
 まず、C#スケールってのがメンドクサイ。黒鍵ばっかりなんだもん。

 それに輪をかけて難しいのは、出だしはじまってすぐに来る(いわゆる)不協和音(しかも3連発)。不協和音といって悪ければヒネリのキツいテンションコード。

 これってもしかして、9thですか?

 たとえば右手の親指が「ド」の鍵盤を押すときに一方の小指が1オクターヴ高い「レ」を押しているという状態。これは指吊りそうになるなぁ。

 想像してくださいな。
 「ド」の鍵盤とはるか高い音の「レ」の鍵盤との間にどれだけ鍵盤が並んでいることか。白鍵盤だけで8つ。黒鍵盤も入れたら13こですよ。親指と小指でどんだけ距離があるかわかります?

 逆に親指が「レ」で小指が上の「ド」のほうがよっぽど楽っす(いわゆる7thコードね)。

 高音でやる分には9thも7thもあんまり変わらないんだけど、やっぱりちゃんと弾きたいもんね。それにしても欧米人って、手がデカいんだね。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エメラルドシティへの道!

2008年05月08日 10時32分04秒 | 観劇日記
5月5日、汐留・劇団四季劇場「海」にて。
ブロードウェイ・ミュージカル「WICKED」を観劇した。

 「WICKED(ウイキッド)」はフランク・ボームの「オズの魔法使い」を全く違う見方で書き上げた「オズの魔女記」(グレゴリ―・マグワイヤ著)をアメリカ・ブロードウェイでミュージカル化したもの。
 2004年トニー賞最優秀賞を獲得。
 2007年6月より劇団四季により日本語版「ウイキッド」として上演している。

 お話は、「オズの魔法使い」に出てくる良い魔女グリンダと悪い魔女と呼ばれたエルファバを中心に展開する。
 
 「だれにも愛されぬまま、ひとりで行ってしまった」エルファバを想うグリンダの哀唱から、彼女たちの深い関係がひもとかれてゆく。

 良い魔女グリンダと悪い魔女と呼ばれたエルファバはかつてシズ大学の同級生。
 太陽のように華やかなグリンダ、かたや緑色の肌をもつ頑固で気性の激しいエルファバ。当然気が合うはずもないのだが、ふとしたことでルームメイトとなり、お互いに打ち溶け合ってゆく。

 やがて「オズ大王」の動物迫害政策をめぐって立場を分かつ二人。
 オズに屈服したグリンダは「良い魔女」と呼ばれ、オズに反抗したエルファバは「悪い魔女」に仕立て上げられてゆく・・・。


 ・・・すごい迫力でした!
 舞台装置も衣装も音楽も歌も踊りも演技も超一級です。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<ジェリクル舞踏会への想い>2

2007年04月22日 10時47分05秒 | 観劇日記
 昨日(4/21)、五反田にある劇団四季キャッツシアターへ行ってきました。次男(4歳)の手を引いて。

 ずいぶん歩きましたねー。天気良かったから幸いだったけど。

 席はなんと前から4番目。アリーナのさらに前、いわゆる「CATSのS回転シート」というやつ。
 ホントに間近に猫たちを見ることができ、それどころか、猫たちの動く振動までも逐一お尻に伝わってくる席でした。あの回転するステージと一体構造だからね、S回転シートは。

 まあ、観劇日記はいつかゆっくりと。それよりも、感激だったのは、シラバブとグリザベラの掛け合いの絶妙さ! 老いて嫌われた娼婦猫グリザベラと生まれたばかりで娼婦猫に近寄ることも許されないシラバブが、舞台の両端から少しずつ共鳴しあい、そして名曲「メモリー」では、シラバブの透き通るような美声と、グリザベラの老いてなお枯れない唱婦(娼婦)魂が最高の天上詩を紡いでゆく。
 歌の最後に、シラバブがうつむきながらそっとグリザベラの手を引く。
 「・・・いかないでよ。」
 「・・・・・・。」
 そのとき、だれもが年老いた娼婦猫を真っ直ぐに見つめ、「ジェリクル」の本当の意味を再認識する。何度観てもまぶたが熱くなる瞬間。
 来てよかった・・・。

 カーテンコールで、マキャベティとマンゴジェリーが細かい駆け合いをしていました。けっこう仲良しさん。
 あ、そうそう。握手はボンバルリーナの姐さんでした。青木さやかとカラんで「マキャベティ」のテーマを歌っていたあの人です。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<ジェリクル舞踏会への想い>

2007年04月14日 18時37分47秒 | 観劇日記

 昨晩、夜中にTVつけたら、どっかでみたことあるコスチュームが目にとびこんできました。
 ― あれ、「CATS」のディミータじゃない。なんでTVにでてるの? ー

 よくよくみると中身はタレントの青木さやかさん。何してんの、そんなカッコで。コスプレ?いやいや、劇団四季加藤敬二さんまでいるじゃない! 
 
 前後の会話から推察するに、青木さん、ミュージカル大好きで、想い余ってあこがれの「CATS」に演たい!とワガママこいたらしい。ゲーノー人のワガママって、時にはありえないくらいに無敵なんですね。

 まぁ、当然、あざみ野での厳しいレッスンに直面することになるわけで、その後は当然、加藤さんのオーディションが待っています。誰でも劇団四季のメソットは体験できるそうですが、舞台に出れるかどうかは別問題。お客さんあっての劇団だもんね。

 オーディションは不合格。かわいそうに舞台には上がれないことになりました。
 でもやさしい加藤さん、終演後の舞台に青木さんを特別にご招待しました。なんとそこにはジェリクルのみんなが・・・! 勢いでそのまま「CATS」「マキャベティ」のシーンを共演する青木さん。
 ゲーノー人のワガママって、マジでありえないくらいに無敵なんですね! いいのか、それで!

 まあ、加藤敬二さんのさわやかなキャラも相まって、「CATS」のいい宣伝になりましたよね。文句ナシにカッコイイもん、加藤さんも「CATS」も。

 あ、そうそう、来週の今日は、僕と次男Mは五反田キャッツシアターにいます。S回転席(滑り台のすぐ横)で楽しんできます。

 こういうタイミングでこのTV番組と遭遇するのって、なにかの合図かしら。ああ、そいうえばココロのどこかでスイッチが入ったような気がする! 
 ジェリクルキャッツを知っているか!?   

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<「王子とこじき」観劇日記>

2007年03月22日 13時45分08秒 | 観劇日記
 はい。久々の劇団四季です。
 
 でもそれよりもまずビッグニュースだったのが、「夢から醒めた夢」の仙台公演が決まったこと! 
 ご存知、赤川次郎原作の幻想的なミュージカル。これ観たかったんだよねぇ。
  阪田寛夫さんの「桃次郎の冒険」、そして赤川次郎さんの「夢から醒めた夢」
   これは外せないです。楽しみ!

 さて「王子とこじき」。有名な話だからストーリーは省きます。
 劇団四季のこどもミュージカルは、子供相手でも一切手を抜かないスタンスに圧倒されます。本気のダンス、本気のアンサンブル! 持っていたチラシまでビリビリ振動してくるようなヴィヴラート。セリフの間もいい。ギャグもドタバタの一歩手前で抑えているのがいい。とにかくストーリーをとても大切にしているんですね。
 BELAちゃんはマイルス(柳瀬大輔さん)の美声にシビれてました。拍手したかったのに、だれもしないから以外だったそうな。

 最後の大団円。何回も何回もカーテンがあがり、挨拶してくれました。劇団四季って、地方巡業のときにはホントサービスいいよなー。

 帰るとき劇場のウラで大道具の搬出現場を目撃。あれ、運んでいる人メイクのままだ!
 出演者も搬出するんだぁ!エライなぁ! 気のせいか、柳瀬大輔さんらしきひとも通りました。 YクンMクンは出演者(盗賊頭目の役)から「楽しかった?」と声をかけられ「楽しかったです!」と大喜び。Yクン思い余って「僕も劇団四季に入ります!」とのたまう始末。冷笑されるかと思ったら以外にも喜んでくれていた(?)ように見えました。
 ごめんなさいねぇ。結果は10年後です。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする