その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

ほたるぶくろ

2011年06月10日 | Weblog

 

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ほたるぶくろ

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ホタルブクロの思い出は多い

そして皆山にまつわるものが多い

幼いころ初めて山に連れられて行って

最初に印象に残った花とか

アルプスへ行った時の登山口に咲いていた記憶とか

初恋の女性がこの花が好きだったと山でつぶやいたこと

夏の思い出につながる花です

長い林道の足元を照らしている提灯のように

ぽついぽつりと咲いているのを思い出す

山や里の間に咲く花なのか

どこか人懐っこく誠実な感じのする花で

会うと懐かしい気持ちになれる

「いやぁあ~こんなところで会うなんて 元気でしたか」

などと思わず声をかけたくなります

キキョウ科の多年草でアメフリバナの異名があり

梅雨のころによく咲き雨にぬれても

色合いは変わらず美しい花です 

 

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ラベンダー

2011年06月09日 | Weblog

 

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ラベンダー

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日本にラベンダーが入ってきたのは19世紀以降だそうです

いまでは入浴剤から石鹸から香水などと

すっかり日本の生活に密接にかかわってきています

爽やかで少し野生味のある独特の香り

古代ギリシャのころからっ珍重されて

イギリスでは今も香水でフランスをしのいで

イギリス製が最高級品になっているそうです

快い清潔感のあるラベンダーに

「ぎわく」という否定的な花ことばがついています

それはラベンダー畑には毒蛇が出るという

古代の言い伝えからつけられたそうです

現代に会った花ことばにすれば「清潔」かも

ありは「安息」とか「やすらぎ」とかつけるんだろうな

ラベンダーの薫るお風呂でのんびり考えるのもいいかも

 

ラベンダー

学名 Lavandula officinalis

英名 lavender

別名 ラヘンデル シソ科ラベンダー属

原産地 地中海沿岸

名前の由来

香料や薬草として古くから利用されていました

浴槽に入れて香をたしなむことから

ラテン語の「洗うlavare」に由来するといわれtるそうです

 

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時計草

2011年06月08日 | Weblog

 

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時計草

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誰が見ても一度で名前を覚えるほど

ピッタリな名前だと思う

でも日本では時計草ですが

キリスト教国では受難の花とされています

何かに見立てて名前をつけるのはよくある方法ですが

文化の違いなどで国によっては見立てが大きく変わります

当然ながら花ことばも代わってきます

身近な名前をつけるということは

逆に花がそれだけ人々に近しい存在だってことですね

この花を受難の花としたことは

それだけ宗教にも近しい花ということですね

受難の国の花ことばは「聖なる愛」です

あなたならこの花の花ことばはどんな花としてイメージし

名前をつけるでしょう・・?

 

時計草

学名 Passion caerulea

英名 Passion flower

別名 ボロンカツラ 原産地 南アメリカ

受難の花の意味

五本の蕊はキリストの五つの傷

副花冠はいばらの冠または後光

花弁は使徒を表し キリスト受難を表します

 

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化粧の仕上げ

2011年06月07日 | Weblog

 

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化粧の仕上げ

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私の化粧はね

あなたに会って完成するの

あなたに会った時の

笑顔が最後の仕上げだから

 

早々と植えられたヒマワリ

根がつくと花は一度刈り取られて次に大きく育った花が楽しめるのだそうです

 

 

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十薬(どくだみ)

2011年06月06日 | Weblog

 

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十薬(どくだみ)

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独特の悪臭を放つので嫌われるけれども

梅雨時の白い十字の花はすがすがしい

最近は八重品種が人気のようで

植物園にも八重のどくだみを写そうと

カメラマンが集まってきます

古くから薬草として重宝されて

「毒痛み」からどくだみに変化したとされています

また十薬と呼ばれるように

十種類の薬効があるといわれています

また俳句の季語にもなっていて

夏・仲夏の花です

「十薬や谷底深く一軒家」 戸塚佳子

写真の2,3枚目が八重のどくだみの写真です

 

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ユキノシタ

2011年06月05日 | Weblog

 

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ユキノシタ

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和名が面白いユキノシタ

鴨足草、虎耳草・・なんだか想像たくましくすれば

何となく分かってきそうな名前でしょう

ほの暗い湿地や石垣などに群生するそうですが

植物園には木陰の良い環境で咲いてました

葉っぱは丸くて厚く表面は緑色ですが

裏面は暗い赤色をしています

扇状に並んだ花弁は5枚ですが

上三枚は短くとがって紅色の斑点があり

下二枚は真っ白という変わった花弁の形態

なぜユキノシタ?

それは冬に雪の下でも枯れずに緑を保つからだそうです

俳句の季語にもなっている植物

葉っぱの模様が鴨の足に似ていたり

漢名で花弁の形をあらわしたりと

和名の面白さを実感できる花

じっと見ているとまるで花の精が

舞いおりてきたたような小さな可愛い花です

 

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ルピナス

2011年06月04日 | Weblog

 

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ルピナス

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タツフジソウ ノボリフジの別名のあるマメ科の花

地面からツンっと立つ姿は別名を実感させる花です

南欧やアフリカ、南北中米などが原産地

日本へは大正のころやってきたそうです

寒さに強く北海度などでもたくましく育つそうです

色もピンク、白、紫、黄色など多種

夕暮れ時などは灯りの庭園のように

幻想的な姿に見える

 

俳句の世界にも初夏の花として季語になっている

私の好きな句

「ルピナスの直立木曽は雨になる」 務台敏子

「ルピナスや少女の花の高からず」 山崎穂城

 

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すいれん

2011年06月03日 | Weblog

 

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すいれん

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睡蓮は池がないとみられにから

人によっては見たことがないっていう人もいますが

この季節以外は平たい葉を水面に浮かべるだけですが

夏になると純白の花を浮かべます

池の水が静止しているときは特に神秘的です

日本で唯一自生するヒツジグサという睡蓮は

尾瀬や高原の沼や池塘でみられますが

ここでも沈黙のうちに浮かび独自の世界を生きています

すいれんは日の出とともに花が開き

日の入りとともに閉じます

古来エジプトでは太陽崇拝

復活思想の象徴として神聖視され大切にされました

ナイル川には無数の白い睡蓮が咲くそうです

一度機会があれば見てみたいですね

 

すいれん

英名 water lily  water nymph

学名 Nymphaca hybrida

園芸品種として5000年の歴史を持つそうです

エジプトの国花

 

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色気

2011年06月02日 | Weblog

 

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色気

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色気のない人生は

モノクロの世界

出会いと別れを重ねるにつれ

若いころ接写だった視野が

だんだん広角になり

画素も増えて鮮明になり

隅々まで色や輪郭がはっきりしてくる

あなたの視野は

望遠のまま?(笑)

 

 

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銭湯に行こう

2011年06月01日 | Weblog

 

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銭湯に行こう

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自分のハダカを疎ましく想うのは

自宅の小さいお風呂に

ひとりで浸かって

腹をつまんだり 鏡とにらめっこしたり

体重計に乗って意味のない数値を眺めるからだ

銭湯に行きなさい

みんなでこぼこで面白い

必要もないのに

痩せたがったり 若づくりするのに

金と時間を使うのは不健康だ

その前に十回銭湯に行くといい

赤ちゃんもおばあちゃんも

今日一日は一度きり

それぞれがそれぞれのカタチで

生きるのが個性だ

(杉浦日向子 憩いの言葉より)

 

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